ヤフーオークションに有名漫画家の直筆サインとされるものが、大量出品されている。
出品者は、「maruhacs」と名乗る人物。鳥山明氏の「ドラゴンボール」、尾田栄一郎氏の「ワンピース」、荒木飛呂彦氏の「スティール・ボール・ラン」、貞本義行氏の「新世紀エヴァンゲリオン」、吉田健一氏の「交響詩篇エウレカセブン」、荒川弘氏の「鋼の錬金術師」、宮崎駿氏の「となりのトトロ」等、有名漫画家が人気作品のキャラクターを描いたものばかりだ。
(略)
また、鳥山明氏の「ドラゴンボール」のサインが、どうやら模写らしいとの疑惑が浮上。その比較画像がネット上にアップされ、話題になった。色紙に描かれた孫悟空は、作品のスタッフがVジャンプ用に描いたものと同一の構図だった。それを鳥山氏本人の手によるものと勘違いし、模写してしまったようだ。
更に、吉田健一氏が自身のHPで、出品内容は偽物であると明言した。掲示板に今回の件についての書き込みがあり、出品物を本人が確認した。「いくつかメールもいただきオークション、確認しました。全て偽物です。会社にも連絡しましたので皆さん手を出さないで下さい」と記している。
(探偵ファイル ニュースウォッチ 5/3)
実際、色々と「ヒドイ」詐欺事件ですが、何が一番ヒドイって、こんなレベルのトレスor模写画&サインで詐欺を働こうと考えた売り手(maruhacs)の厚顔さもさることながら、こんなのにホイホイ喰いつく買い手が現実に存在しちゃったって点ですな。
仮に、騙された買い手が絵画に対する審美眼ゼロ&名前だけにつられるニワカファンだったとしても、普通に考えれば、「maruhacsという一人の人間が上記のような大量&有名所のサイン色紙をまとめて出品する」という行為の真贋性をまず疑ってかかるべきでしょうに。ぶっちゃけ、騙した方ではなく騙された方に対してより「…何だかなあ(^^;」な気分ですよ。
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