相変わらずな人たち

「娘1人で残留」=フィリピン一家、入管に回答-強制退去問題

2/14のエントリーでも触れましたが、本件について法務省・入管サイドは最大限の温情を見せました。というか、現実問題としてこれ以上の譲歩は無理。「ノリコさん&カルデロン一家可哀そう」感情論的判断が、「不法入国という罪は国外退去に値すると決められている」法律論的判断を上回ることがあっては、法治国家が成り立ちません。

カルデロン一家とその支持者(政治的活動も含めて)からすればゴネテなんぼのケースではありましたが、そのままゴネ得を許すほど、日本の法律は甘くない。同時に杓子定規に一家まとめて国外退去という判断を下すほど、日本の為政者は冷たくもない。それらのことが実証されたことが本件唯一の成果でしょうか。今回国外退去となる両親も、通常なら5年間の再入国禁止のところ、1年経ったらノリコさんに会う分には入国を許可してもいいと内示されているんですから、その「特例」の意味をしっかり理解して欲しいと思います。

ともあれ、法務省&入管やカルデロン一家&支持者のスタンスに対しては、程度の差こそあれ理解なり同情なりはできます。これに対して、理解できないというか相変わらず腹が立つのが、左巻きメディア連中の「カルデロン一家を『被害者』に仕立て上げたお涙頂戴キャンペーン」「この家族の個別事情と在日外国人の人権問題をごっちゃにした不法残留外国人の支援キャンペーン」。特に今日の「報道ステーション」は酷かったですね。

古館氏の上滑りコメントはいつもの事だけど、コメンテーターとして同席していた中央大学文学部教授・山田昌弘氏の「カルデロン一家は違法であっても日本を選んで来てくれたんだし、迷惑もかけて無いんだから大事にしたい」という主張には、流石にのけぞりました。「不法入国&摘発後数年のゴネまくりを許した」「今回僅かなりとは言え不法残留外国人に対する『特例』という穴を作ってしまった」時点で、日本国としては十分大迷惑ですが何か?。いくら文学の世界の学者先生だからって、浮世離れにも程があります。加えて、先の発言前には「感情論と法律論は分けて考えよう」と前置きする一方、法律的な視点での見解や今回の法務省の判断の妥当性についてはダンマリですか?。法律は門外漢の文学部の学者先生だからって、無責任にも程があります。

そもそも、メディアや支持者が煽ったこともあってノリコさんが両親と一緒に帰国せず、単身「特別在留許可」での日本国内残留となったことは、その延長線上である限り彼女が日本人に帰化することができないということと同義なんですが、関係者特にメディア連中はそのことが分かっているのでしょうかね?。この一家の選択肢を狭めているのは、他でもない貴方達なんですが。

中国首相:仏に要求「チベットへの態度はっきり示せ」

要は「中国と取引したきゃ、フランスはチベットを見捨てろ」と言う訳ですね。まんま、ヤクザの恫喝ですね、わかります。

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