システム統合でトラブル 三菱東京UFJ銀

トラブルの原因は、文字コードの照らし合わせの見逃しという初歩的なもの。初歩的であるが故の盲点だったというべきか、むしろ三菱UFJ的だけに案の定というべきか。

どっちにしても、ユーザーにとっては迷惑な話ですがね。

 三菱東京UFJ銀行は12日午前、旧東京三菱銀行のカードを使用している顧客がセブン銀行の現金自動預払機(ATM)を利用した際に、一部取引が利用できないトラブルが発生していると発表した。12日午前7~9時までに計7750件の取引が不成立になったという。三菱東京UFJ銀では原因究明と復旧を急いでいる。

同行では旧東京三菱銀と旧UFJ銀行のシステムの完全統合を進めており、12月までの統合計画の中で、この日は旧東京三菱銀の全店舗約250店で一斉に新システムに切り替えるという最大の山場。10日午後9時からATMを一時休止して作業し、12日午前7時から新システムが稼動し始めたばかりだった。

三菱東京UFJ銀は平成18年1月に旧東京三菱銀と旧UFJ銀が合併して発足した。だが、旧行のシステムが併存し、店舗で商品やサービスが異なる状況が続いていたため、三菱東京UFJ銀は「乗り越えなければならない最大の障壁」(永易克典頭取)として、統合作業に取り組んできた。

旧東京三菱はIBM製、旧UFJは日立製作所製のシステムだったが、新システムはIBM製をベースに開発。今年2~4月に、全店リハーサルを実施し、取引が集中した状態でもシステムが正常に動くかなどを試した。

今月12日に旧東京三菱店を新システムに移して以降は、残る旧UFJの約420店を7~12月に5回に分けて段階的に移行する計画となっている。

(5月12日 産経新聞)

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