一連の食品偽装騒動では後発ながら、「菓子偽装=パートの責任」「鶏肉偽装=納入業者が勝手にやった」「牛肉偽装=担当社員が勝手にやった」と、これでもか!なくらいに「先輩達」を数段上回る醜悪な逃げ回りっ振りを晒しているのが船場吉兆。裏ドラで「牛肉偽装を勝手にやった社員=湯木喜久郎取締役(社長の長男)」が判明という墓穴オチまでつけて、もはや逃げ道ナッシング。「先輩達」の前例に学ぶところはなかったんですかねー>船場吉兆&湯木一族。
ところで、船場吉兆以外の吉兆グループ主要4社&持ち株会社は船場を「切り」にかかっているけど、ただのトカゲの尻尾切りにしか見えないのは神楽だけ?。個々の「吉兆」間では資本関係無くても、持ち株会社(≒グループ統括会社)が「グループ会社に対して全くの経営部外者だった」面して、ヤッツケなアリバイ工作的な指導/決定をやったらハイ終わりなんてオチ、普通ありえんぞ。
高級料亭「吉兆」グループの船場吉兆(大阪市中央区)による偽装表示事件で、同社の湯木正徳社長と長男の喜久郎取締役が大阪府警生活環境課の家宅捜索前に任意の事情聴取を受け、一連の不正について「責任を感じている」と話していたことが17日、わかった。しかし、九州産牛肉を但馬牛などと表示した偽装は「知らなかった」と改めて関与を否定したという。湯木社長ら経営陣は会見で「偽装は仕入れ担当者の独断」と主張しているが、府警は偽装が長期間、広範囲にわたることから、組織的な関与があった可能性が高いとみている。
湯木社長は、同社が農林水産省から日本農林規格(JAS)法に基づく改善指示を受けた9日夜、喜久郎取締役、二男の尚治取締役とともに記者会見。牛肉の産地偽装について「本店の仕入れ担当者以外は知らなかった」と経営陣の関与を強く否定し、辞任の意思を明らかにした。
府警の任意の事情聴取は、この会見から15日までの間、捜査員が船場吉兆側に出向いて行われた。喜久郎取締役らは、自らの偽装への関与について「知らない」と話し、会見とほぼ同じ主張を繰り返した。また、一連の不正に対し「責任はある」と発言したという。
湯木社長は9日の会見の際、体調不良を理由に途中で退席。任意の聴取の際も喜久郎取締役がほとんど答えたという。16日に自宅を捜索された際、湯木社長は体調が悪いとして病院に行き、捜索には立ち会わず、その後も姿を見せなかった。
一方、船場吉兆は、九州産牛肉を仕入れていた福岡県久留米市の食肉販売会社以外に、兵庫県内の別の業者からも食肉を仕入れていたことがわかった。
関係者によると、以前はこの業者から但馬牛や神戸牛を仕入れていたが、良質の肉の安定確保が難しかったといい、久留米市の食肉販売会社から仕入れた九州産牛肉を但馬牛などとして偽装するようになったとみられる。
また、船場吉兆と食肉販売会社は平成13年に取引を開始。当初は量も多くなかったが、16年ごろから取引量を増やしており、府警は、このころから偽装が拡大した疑いがあるとみて、各業者から仕入れた食肉をどのように調理・販売したか特定するため、押収した伝票類の分析を進めている。
(11月17日 産経新聞)
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