ボクシングのWBC世界スーパーフライ級王者・徳山昌守(32=金沢)が大みそかのPRIDEに参戦する仰天プランが検討されていることが2日、明らかになった。事態を重くみた日本ボクシングコミッション(JBC)は近日中に徳山への事情聴取を行う予定で、最悪の場合、タイトルはく奪となる可能性もある。WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(25=千里馬神戸)との世界戦構想が発覚したばかりだけに、今後の徳山の動向から目が離せなくなってきた。
クロアチアで10月29日から開催中のWBC総会で、仰天計画が発覚した。前日、長谷川穂積との国内初、正規世界王者同士による世界戦構想が判明した徳山昌守が、PRIDE参戦を検討していることが明らかになった。2階級制覇を懸けた長谷川とのファイトマネー1億円(金額は推定)マッチは3月がメド。PRIDEは今年の大みそかを予定しており、時間的には双方への出場が可能だが、現実問題としてはダブルで実現させるには高いハードルがある。
WBCはこの日、総会に出席するJBC関係者に「徳山が総合格闘技に出る噂がある。このまま引退するならミハレスを正規王者にするが、本人に真相を確認してほしい」と指示を出した。ミハレスは9月に横浜で川嶋勝重とWBC世界スーパーフライ級暫定王座を争い、判定勝ち。WBCは2月以降、防衛戦を消化していない正規王者・徳山のPRIDE参戦を、現役引退の意思表示と解釈したわけだ。
WBCの指令に従い、JBCは近日中に徳山の事情聴取を行い、対応を決める予定。だが、ライセンスを発行するJBCの試合ルール第2章第6条では「ほかのプロスポーツに関与もしくは従事する者は、JBCにおいて審査を経たうえで、発給の可否を決定する」と定めており、最悪の場合、タイトルはく奪となる可能性もある。
また、金沢ジムが所属する西日本ボクシング協会は昨年12月から、PRIDEやK―1などの総合格闘技に出場した現役、もしくは引退したボクサーがボクシング界に復帰できない規約を施行している。つまりは、徳山のPRIDE参戦は事実上、ボクシング界との決別を意味することになる。徳山自身がボクシング界から追放されるリスクを冒してまでPRIDE参戦を決断するのか否か――。まさに事態は大混乱となってきた。
(スポーツニッポン) – 11月3日
11/2の報道を観て、長谷川とやってくれるもんだと信じてウキワクしてたら、いきなりこれですよ( ゚д゚)ポカーン…。
こないだの亀田一派とのやりとりもそうだけど、徳山の本心はいずこにありや。このネタをリークしている連中の狙いはいずこにありや。
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