長野県小諸市で行方不明になった小学6年の女児(12)が4日ぶりに保護された事件で、県警小諸署は25日、女児を連れ回していた東京都町田市真光寺、自称無職、青木宏憲容疑者(31)を未成年者誘拐容疑で逮捕した。
調べでは、青木容疑者は21日午前10時ごろ、小諸市相生町1の小諸駅で「ドライブに行こうよ」などと女児を誘いワゴン車に乗せ、25日未明まで、自宅アパートや神奈川県箱根町の親の別荘などに連れ回した疑い。容疑は大筋で認めている。
女児とは19日ごろ、インターネットの掲示板で知り合った。未成年者を装いパソコンで電子メールのやり取りをし、21日に小諸駅で待ち合わせをしていたという。
青木容疑者は別荘で、公開捜査のニュースを見て、25日午前0時40分ごろ、女児を連れて神奈川県警小田原署に自首した。女児にけがはなかった。保護時に女児が着ていたジャージーは、青木容疑者が買い与えたという。【江連能弘、光田宗義】
(毎日新聞) – 10月25日
「犯人は別荘を持てる程度の資産がある家庭の息子で本人無職」「二人はネットで知り合い」「週末から一緒&発覚直前までin別荘」「テレビで公開捜査になったのを知って慌てて出頭」「お嬢さんは元気で男に買ってもらった服に着替え済み」。
何この「アレな関係を想像しろよオマイラ!」と言わんばかりのかほりがプンプンするシチュエーション。一応公式発表待ちですけど、プチエンジェルの時みたく、「小6少女=未成年の被害者」ってことで、肝心なことは公表されないまま有耶無耶&31歳男だけがバカを見て終わりになるんだろーなー>この騒動。たとえ事の実態が「青年と少女の穢れなき純愛ロマンス」であったとしても。
もっとも、この「被害者」少女も公開捜査になった段階で個人情報がバッチシ世間にばら撒かれてますから、人生ドタキャン決定って感じですけど。高くついたねプチ家出+α。ぶっちゃけ家族もいいメイワク。それとも21日午後-夜の段階での親子間のやり取りに、公表されていない何かがまだあるのかしらん?。だとしたら第二幕がありますな。きっと。
あと、低年齢層を狙った○犯罪とか○○交際とかを助長するつもりは無いですが、(動機はどうあれ)31歳男もこんな長期に亘って少女を連れ回すなら、小6少女との口裏あわせや彼女の家族向けの情報工作とかやっとけよとか考えちゃいますね。阿呆の自業自得と言っちゃそれまでだけど、あまりに非常識&お花畑な顛末に、軽く突っ込む気分すら減殺中。
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本件と直接関係ありませんけど、世間が問題の当事者である未成年者を過剰に守っているor守ろうとしている最近の悪例として、嫌悪感をバリバリに感じているのが、「福岡中2いじめ自殺問題での教師叩き」。
この該当教師も大概イカレてますが、実際一番罪を問われるべきは自殺した生徒を追い詰めた同級生たちでしょ?。なのに、メディアはその同級生たちも「教師の愚行に教唆された被害者」扱いして、ちーとも責めない。そりゃいつもみたいに彼らを責めまくって第二第三の自殺者出したらマズイと考えているのかもしれませんが、それにしても腰が引けすぎ。
挙句にこの生徒たちときたら「先生がいじめていたんで自分たちもいじめていいと考えた」ですと。そうですか。それが本当なら、もう一度幼稚園から人格形成やり直しなさい>該当者。それが虚偽なら、そんな三流の責任転嫁を口に出来る自分の性根を恥じなさい>該当者。
刑法の世界で「少年法」というガイドラインがあって、そのライン内に一種のモラトリアムな空間が制度的に存在しているのは、甘受しましょう。しかし、社会が暗黙のうちに「未成年者だから直接罪に問うのはやめとこう」という空気を醸成するのはいかがなものか。司法の基準とは別に、罪に問われるべきは罪に問え、責任を取らされるべきは責任を取らせろと言いたいですね。今回のイジメの実行犯にも、こんな騒動起こしてもケロリとしているらしい小娘サンにも。
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