「武富士」元会長・武井保雄氏が死去

消費者金融大手「武富士」を創業した元会長の武井保雄(たけい・やすお)氏が10日、肝不全のため死去していたことが分かった。

武富士広報部が11日、明らかにした。76歳だった。

武井氏は1968年に武富士の前身「武富士商事」を設立。「3倍遊ぶために3倍働け」を合言葉に事業を急拡大させ、消費者金融業界トップに育てた。96年に融資残高1兆円を達成し、98年には東証1部に上場。武井氏自身も財を築き、93年分の高額納税者番付では全国1位になった。

しかし、自分の写真を社内に飾って社員に敬礼させるワンマン経営者ぶりや、利息制限法の上限金利を上回る高金利での貸し付けなど、経営手法には批判もあった。2003年12月には、同社に批判的な雑誌記事を書いたジャーナリストの電話を盗聴したとして、電気通信事業法違反(通信の秘密の侵害)で逮捕され、04年11月に東京地裁で同法違反と名誉棄損の罪で懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受けて、確定した。

武井氏は、逮捕直後に会長を辞任したが、今年3月に米経済誌「フォーブス」が発表した世界長者番付では、日本人トップの107位(資産総額54億ドル、一族含む)にランクされた。

(2006年8月11日 読売新聞)

8/11の武富士株価 5,780円 前日比+290(+5.28%) …うーん、どう評価したもんだろ(^^;。

世の中とは警察と暴力団と右翼という「3つの暴力」で動かすものと認識していたヤクザ経営者逝く。東証上場の時、某シンクタンクの偉いサン(当時)の口利きがどうとかすんげー怪しい話満載だったのを思い出します。

さて、ヤクザ経営者の退場で武富士はじめ消費者金融業界も少しはマシに…は、ならないでしょうねえ。少なくとも武富士はオヤジ以上のヤクザが社内仕切ってるから無理無理。相続がらみの親族内紛につけ込んで叩いたら、トラック1台分くらいの埃が出てきそうなんだけどなあ。

武富士 サラ金帝国の闇

武富士 サラ金帝国の闇

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です