【ロンドン=飯塚恵子】世界的ベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」が盗作かどうかをめぐる裁判を担当した裁判官がさる7日出した判決文に、独自の暗号を組み込んでいたことがわかった。
判決を出したのは、ロンドン高等法院のピーター・スミス裁判官(53)。判決文全71ページの各所に不規則な斜体文字がちりばめられ、最初の段落からは「スミシー・コード(スミスの暗号)」の単語が解読できるという。28日付英紙ガーディアンは、この暗号を最初に発見、解読した弁護士の話を掲載。弁護士は「原作に出てくる暗号解読と同じ数列を使って解いた」としている。
スミス裁判官は28日、「暗号は判決内容とは無関係で、楽しみのために作った」との談話を発表。解読すると、裁判官が尊敬する英海軍の英雄ジョン・フィッシャー提督に関する文言が出てくるという。
(読売新聞) – 4月29日
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