守った清水が浦和を止めた/J1

<J1:清水2-1浦和>◇第9節◇22日◇静岡

清水ベンチは総立ちだった。長い5分のロスタイム。昨季から17戦無敗の浦和が自慢の攻撃力で迫ってくる。自陣ゴール前にくぎ付けとなっても、集中力は切れない。耐えに耐え、浦和に今季初の土をつけた。誰彼構わず抱き合う選手たち。サポーターは勝利を祝う花火を見ながら歓喜の雄たけびを上げた。「最高ですよ」。DF青山が疲れ切った表情で言った。

死力を尽くした。2-1で迎えた後半、浦和がMF長谷部、DF闘莉王を前線に上げて襲い掛かってきた。全員引いて守っても、のみ込まれそうになる。長谷川監督も思い切った采配を振るった。同31分にDF闘莉王を封じるためにDF斉藤を投入。左サイドにはDF和田を入れて6バックのような形を取った。「やられてもおかしくないシーンがあったが、勝つんだという強い気持ちが相手のシュートを枠から外してくれた」。指揮官も興奮で言葉を上ずらせた。

浦和には天皇杯決勝を含め昨季1分け4敗。負けた試合はすべて1点差だった。「1点の壁が越えられない」と長谷川監督も嘆いていた相手に、1点差を守り切った。暫定ながら5位に浮上。優勝争いに割って入るためにも「非常に大きな勝ち点3になった」。首位たたきで自信も深め、清水は開幕3連続完封時の勢いを取り戻す。【浜本卓也】

(日刊スポーツ) – 4月23日

いやあ、どっちかって言うと「前科持ち」家本主審の誤審のワリ喰った浦和の自滅に見えるんですけどねえ…(特に1失点目)。確かにDF陣に油断があったとは思いますけれど。

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