「ハートキャッチプリキュア!」第39話「えりかピンチ!マリンタクトが奪われました!!」感想 ~ マリンタクトの新しい利用法解説回だった件について

デコボコあるし回るしねえ(笑)。イケメン狙いで仮面ライダーショーに息子と一緒に出かけるお母さんに続き、美容機器を兼用できるフラワータクトをお嬢さんのためと言って買い揃えるお母さんが続出!…なんてことになるとは思えんが、そうなったらなったでバンナム的にはOKだろう!な今回の「ハートキャッチプリキュア!」。脚本:「程良い説教臭さだったんじゃなイカ?」成田良美女史、演出・絵コンテ:「程良い息抜きだったんじゃなイカ?」広嶋秀樹&地岡公俊両御大、作画監督:「程良い作画崩れだったんじゃなイカ?」河野宏之御大という、ラストスパート前のちょっとした息抜きな雰囲気がとてもスイートプリキュアだった第39話、「えりかピンチ!マリンタクトが奪われました!!」。

で、結論、「やっぱり、えりかはかわいいな」。以下、個人的見どころをサクッと列記。

  • アバン。前回の最終試練からもう2週間か!早いもんじゃのう!by男塾な雰囲気の植物園で、午後ティーを嗜む薫子さん@CV坂本千夏女史と、コッペ様&淫獣s。淫獣sは日頃の戦いに勤しむパートナーへのお礼をあれこれ。三獣三様で考えを巡らせるシーンで一旦終了。ほのぼの。


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  • これ、どう観ても映画の主役=キュアムーンライト姐さん@CV久川綾女史だと思っちゃわなイカ?>OP。あと、キュアアンジェ様の上から目線がSっぽくて素敵過ぎ。

 

  • Aパート。パートナーの来海えりか嬢@CV水沢史絵女史へのお礼を何にするか思案中のコフレ@CV くまいもとこ女史。来海家に帰宅早々、緊張の面持ちでプリキュアへの変身サポートをえりか嬢から依頼され、すわ砂漠の使徒の襲来か!?と協力するも、えりか嬢の目的は部屋の掃除。
  • えりか嬢曰く「タクトはデザトリアンの浄化可能=部屋の浄化も可能?=部屋の掃除も可能?」なにそのトンデモ三段論法。前回上り詰めたキュアマリン株価大暴落で、駄目キュアチャート一直線。えりか様、それ、某先輩の前でやらなくて良かったね。もしやってたら、無言で腹パンチ二、三発喰らって、うずくまったところを襟元持ち上げられて、トドメの往復ビンタ数発で失神KO確定だったよ。きっと。
  • 冒頭の期待余って怒り百倍のコフレ、マリンを詰問開始するも、そこにいたのは「マリンタクトを美顔ローラーに使いながら聞く」プリキュアが約1名(ぉ)。まあ、本来の用途的には酷いとは思うけど、薄くて高い本のように極太バイ○扱いじゃないだけまだマシか(待て)。
  • それはそれとして、流石にパートナーのダメダメぶりに愛想が尽きた淫獣、どこぞで聞いたKOK宣言経由で「海より広いボクの心もここらが我慢の限界よー!です」とパートナーの決め台詞を剽窃しながら家出するの図。風呂敷包み背負ってってところが、何とも昭和テイストだなあ。
  • そんな傷心のコフレに、「仲睦まじく球根植えに勤しむ常識人カップル」花咲つぼみ嬢@CV水樹奈々女史とシプレ@CV川田妙子女史ペア、「あいかわらずの度を越したラブラブカップル」明堂院いつき嬢@CV桑島法子女史&ポプリ@CV菊池こころ女史ペア、「実は響子さん@めぞん一刻チックな一途キャラな人」月影ゆりさん、「年を経て何も語らずとも自然に一緒にいる熟年カップル」薫子さん&コッペ様ペアが、各々の絆を見せつける×2。んー、これはハートブレイク淫獣にはきつい波状攻撃だなあ。
  • 最後に現れたのは、るみるみ@CV玉川砂記子女史とはるか嬢@CV皆口裕子女史という、アダルトボイス幼女ツープラトン。るみるみはともかく、はるか嬢まで再登場とは(^^;。「フラワータクトのある意味一番正しい使い方」で遊んでいる二人のプリキュアごっこなのに、声だけ聞いていると、イメクラ嬢さんとのコスプレプレーにしか聞こえなかったのは神楽だけか?(←バカ)。
  • 場面替わって、砂漠の使徒のアジトで、サソリーナさん@CV高乃麗女史に出撃志願するボスナッキー&その他スナッキー軍団ご一党。まあ、サソリさんの仰る通り、とても勝ち目があるとは思えないけど、その向上心や良し。そころでその体は砂製で、外見はまんま砂袋なのか…何だか、映画「ガメラ2」の小型レギオンみたいだな。
  • サソリーナさんの薄情に発奮したスナッキー軍団、コフレ&幼女ペアを独断で襲撃。隙をついてマリンタクトを奪取したところでAパート終了。何気に素直で良い引きだ。
  • Bパート開始。るみはるをかごめかごめで確保するスナッキーさん達、シュール過ぎだろ常考。
  • マリンタクトを奪還しようと奮闘するコフレ。しかし、力及ばずスナッキーの6連装ストンピングの露に消えるのか…と、覚悟した瞬間、無駄にカッコイイBGMと共にえりか嬢が到着、スライディングタックルでスナッキー達を瞬殺。これはえりか嬢が強いのか、スナッキーが弱いのか。とりあえず、何があっても「中は見せない」カット割り&アングルにバンザイ。
  • そして今日2回目のマリンの変身。正体バレ防止のために目を瞑れとるみはるは言われたけど、ぶっちゃけ見てるよね。絶対。でも、久しぶりの変身バンクが可愛かったから許す。全て許す。やっぱりマリンはかわいいな。
  • 普通に考えれば、今のマリンにスナッキーが敵うはずはなし。でも、そのアドバンテージを痴話喧嘩で失うあたり、そして好機と一斉攻撃を仕掛けてきたスナッキーに一時休戦して&でもぶつくさ言いながら対峙するあたり、えりか&コフレは良いド阿呆コンビだな。
  • マリン一人相手に、やっぱりどうにもこうにも勝負にすらならないスナッキー軍団。でも持ち前のタフさに加え、負傷しても「衛生兵!(メデコ!)衛生兵!(メデコ!)」で即復活する、それでこそ軍隊よ!な経戦能力で立ち向かい続けるひたむきさ、実にマーベラス。その儚き献身ぶりには、さだまさしが良く似合う。海は死にますか。山は死にますか。敬礼。
  • その後もボスナッキーがマリンタクトを使えるわけでもなく、るみはるを人質にとりなおしたボスナッキーの顔面にドロップキックをかましたキュアブロッサムの参戦により、勝敗決す。無用にコフレをシバイたことでマリンの怒りに火を付けたボスナッキーは、スーパーシルエットも驚きの白さに浄化されてジ・エンド。最後は勝者たるキュアマリンが、ブロッサムとアダルト幼女と白ナッキーに「めっ!」と駄目出しされるの図。「これは萌える」by新井里美女史(嘘)。
  • 戦闘終了後、枯れ葉舞い散る並木道を歩くえりか&コフレ。何かして欲しいことあるか?とコフレに問われて、一通り茶化すも「そばにいてくれればそれでいいよ」と返すえりか嬢。つぼシプのようにイイ子ちゃんじゃなくても、いつポプのようにラブラブじゃなくても、ゆりコロのように美しくなくても、薫コッぺのように練れていなくても、「適度にケンカやデレもある、そういう自然な関係でいいじゃないか」とそういうお話でした。どっとはらい。
  • ちなみにオチは、相変わらず成長の無いえりかに「絶望した!」コフレが落ち込むの図。丸枠で〆るところといい、最後まで昭和テイストだったなあ(笑)。
  • ED、今回のスナッキー役は、いつもの岩崎了氏に加えて「番長担当」小嶋一成氏が登場。ボスナッキー役だよね?。

 

  • 今回は、第28話に続いて良い息抜き回。本当に良いなごみエピソード。こういうエピソードでのえりか嬢の使い勝手の良さは異常ですね(褒め言葉)。キャラとしての懐の深さと言うべきか。サンシャインやムーンライト姐さんでは、こうはいかない(笑)。神回とかそういうのではありませんが、オッサンホイホイ的な演出と何よりもテンポが良く、純粋に面白かったです。一流フルコースに少し飽きてきたかなー?という贅沢な心境になった時、タイミング良く老舗うどん屋で極上素うどんを供せられた時の安心感に近い、そんな感じ。ごちそうさまでした。
  • で、こんなにスッキリしているのに、来週はサソリさんが遂に退場ですと!?。…なぁんてこったー!!。覚悟していたこととは言え…あんまり辛い展開にならないといいんだけどなぁ…。

 

ここで「侵略!イカ娘ハイ!」を紹介。


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APECでの日中首脳会談の写真を見たんだが、胡錦濤・中国国家主席のイヤイヤそうな顔と、菅直人首相の腰の引けっぷりだけが際立っていたでゲソ。ぶっちゃけ、お互いアリバイ作りだけのための22分だったのじゃなイカ?。

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