<朝鮮総連本部>計画実態 深まる謎 見えぬ「出資予定者」

 ネット上の情報の洪水(それも真贋取り混ぜて)に大衆が飲み込まれ、付和雷同的&エキセントリックな社会的リンチが幅を利かせる今の状況は恐ろしい。同時に、「既得権益者の代弁者=既存メディア」外の情報源であるネットインフラが充実し、大衆が容易に「情報封鎖」の壁を乗り越えることが出来る今の状況は素晴らしい。

 ツールを使いこなすか、それともツールに振り回されるか。それはツールに係わる者の民度というか集団としての成熟度次第。情報ツールとしてのネットインフラが有効である限り、神楽はその存在や、存在が齎した結果については肯定的に受け入れたいです。

 

 そのスタンスのもとで今回の結果を評価しますと、「限りなくグレーな立ち位置の既得権益者&代弁者が、彼らの制限を受けない第三者的世論(もちろんシナリオ自体を書いた者はいるのでしょうが)によって見事に足元を掬われた」こと=「VERY GOOD!!」。北朝鮮シンパの大物:土屋公献氏は、矛盾だらけの敗北宣言で今回の「工作」に自ら止めを刺しましたが、それもこれもネットでの世論が、「彼らの管制下の」既存メディアを含む全ての逃げ道を塞いだ故。少なくとも10年前には、今回のような「快挙」はありえなかったでしょう。

 もちろん、今回のような電撃的なメディア包囲網は、一歩間違えればただの社会的リンチに堕す危険があります。我々はそのことを常に肝に銘じて、「嘘を嘘と見抜く目」を養わなくてはなりますまい。自分たちの導いた結論が、「他の誰かに志操された」物かもしれない可能性について「疑える目」と同様に。

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の中央本部の土地と建物の売却問題は18日、土地などの所有権を元に戻す手続きが取られ、売買は白紙に戻った。問題発覚当初、総連代理人の土屋公献・元日本弁護士連合会会長(84)と、「売却先」である投資顧問会社の代表取締役の緒方重威・元公安調査庁長官(73)という法曹界の大物2人がクローズアップされたが、日を追うに連れ、周辺関係者の影がみえてきた。売買計画は本当にあったのか。謎は深まるばかりだ。

 ■出資者は?

 「しっかりとした人だ。私は会ったことがないが」。土屋氏は、35億円の出資予定者として残った男性をそう評してきた。18日の会見でも、「緒方氏らの話では、極めて信頼に値する有力な人物」とし、姓だけを明かした。中央本部の売買代金の支払い時期が登記手続き完了後という異例の契約になったのも、この男性の「強い要求によるもの」とした。関係者によると、男性は投資顧問業をしているとされる。

 一方、資金調達役を買って出たのは、東京都千代田区の投資顧問会社に今春まで勤務していた投資コンサルタントの男性(42)とされる。87年から95年まで大手信託銀行の営業をしていた。男性について土屋氏は18日の会見で、売買を仲介した元不動産会社社長(73)から「口先ではなく、実行力のある人物と聞いていたが、(会ってみて)なるほどと思った」と印象を語った。

 ■仲介者の影

 千代田区の投資顧問会社には、取引相手として仲介役の元不動産会社社長と緒方氏がたびたび訪れた。2人と次第に関係を深めた資金調達役の男性に、元社長から中央本部の売却話が持ちかけられたのは、今年4月ごろという。調達役男性は、稼動実態のない「ハーベスト投資顧問」の実質的設立者でもあった。元社長は、売却先に同社を用いるよう提案したとされる。土屋氏は18日の会見で、「留守でもないのに電話をしてもつながらない」などとして、緒方氏に「信用できないのではないか」と助言したことがあったと明かした。

 ■「信頼崩れた」

 「(地検の捜索は)非常に意外だ。残念に思う」「出資予定者が尻込みしてしまったのは、問題が公になったから。取引には実態があり、架空や仮装ではない」。記者団に対し14日にそう説明した緒方氏。能弁だったのはここまでだった。ある関係者は最近の緒方氏について「仲介役の元不動産社長との信頼関係はすっかり崩れてしまったようだ」と話す。

 18日朝、自宅を出た緒方氏は「今日の記者会見でお話ししますから」と話し、報道陣の問いかけに答えることなく無言のままタクシーに乗り込んだ。

(6月18日 毎日新聞)

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