<朝青龍>モンゴル帰国療養を承認 緊急理事会

 「一気に寄り切られるかと思っていたら、何とか土俵際で踏みとどまってやや前進」「で、このまま土俵中央まで戻すか?とか思っていたら、最初よりも酷い形で寄り切られて、土俵下客席まですっ飛ばされた」日本相撲協会。「ドルジの帰国は実質ぺナ無しの無期限」って…ドルジを公式に被害者認定した上に、力士としての生殺与奪はドルジ自身の気分次第ですか?。ドルジの追放という目的は果たせたにしても、交渉事という点でば全面敗北な結果じゃん。

 帰国早々にドルジ自身に謝罪させず、「被告からの大本営発表」というトンデモな状況を許したことは、事ここに至れば、ただのチョンボと見逃してもいい。しかし、無駄に事態を長引かせて余計な介入者を生み、外交問題にまで発展させ、ハンドリング不能な状況を自ら演出した挙句に「全面敗北」という選択肢を簡単にチョイスした北の潮理事長以下協会幹部の罪は非常に重い。あんたら、「郷に入っても郷に従わなくてすんだ前例」を日本のスポーツ史に残しちゃったんだが、その汚点の意味分かってる?。

 日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で緊急理事会を開き、2場所連続の出場停止などの処分を受けた後、「解離性障害」と診断された横綱・朝青龍(26)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ=のモンゴル帰国療養を承認した。師匠の高砂親方(元大関・朝潮)や医師が同行し、治療環境などを確認するのが条件で、朝青龍は29日に帰国する。帰国の期間などは未定。記者会見した伊勢ノ海理事(元関脇・藤ノ川)は「『環境を変えてモンゴルで治療するのが一番』との専門家(医師)の診断を尊重した」と説明した。

 今回の決定に関して、高砂親方は「今後は、全責任を私が負う」と明言した。医師を同行して朝青龍とともにモンゴルに渡り、治療環境などを確認する。帰国後は、すぐに首都ウランバートルから約400キロ離れた温泉地に向かう見込みだ。高砂親方は、朝青龍が日本に戻る時期について「精神的な問題ももちろん、ひじや腰の治療も含めて治ったと医師の判断があれば日本に戻れる」と述べるにとどまった。

 北の湖理事長はモンゴルでの生活について「治療が第一条件。体を作ったりするのはいいが、それ以外に公の場に出るのは許されない」と指摘した。

 朝青龍は3場所ぶりに優勝した名古屋場所後、腰やひじの故障を理由に夏巡業の休場届を出しながら、モンゴルでサッカーをしたことが発覚し、1日の理事会で処分を受けた。その後、精神面での不調を訴えた朝青龍を診察した高木洲一郎医師が20日に「解離性障害」と診断し、帰国療養を協会に進言していた。【飯山太郎】

 ▽日本相撲協会・北の湖理事長 治療が第一の条件。体を作ることはいい。公の場に出ることは認められない。故障を直して土俵に集中してほしい。

 ◇親方「全責任負う」 報告不十分、理事に不満も

 日本相撲協会は28日の理事会で、精神疾患の一つである「解離性障害」と診断された横綱・朝青龍(26)の母国モンゴルへの帰国療養を認めた。相撲協会は午後0時20分過ぎから、伊勢ノ海理事(元関脇・藤ノ川)と朝青龍の師匠で理事・広報部長の高砂親方(元大関・朝潮)が会見に臨んだ。伊勢ノ海理事は「『環境を変えてモンゴルで治療するのが一番』という専門家の診断を尊重し、帰国を承認した」と経緯を説明した。

 理事会には協会相撲診療所の吉田博之所長や、協会から依頼を受けて「解離性障害」の診断を出した精神科医の高木洲一郎氏も出席した。

 日ごろの理事会と違い、この日は会場の国技館内の会議室の出入り口に協会職員が警備に立つピリピリした雰囲気の中で午前11時25分ごろから始まった。席上では高木医師が朝青龍の病状を理事らに説明した。同11時50分ごろ、吉田所長とともに退席し、午後0時20分ごろまで理事らだけで審議した。

 朝青龍は今後、高砂親方や医師が同行して帰国する。高砂親方は「今後については全責任は私が負う」と明言した。北の湖理事長は会見には出ず、報道陣の代表者だけの取材に応じた。

 一方、友綱理事(元関脇・魁輝)は「(承認は)全会一致ではない。医師は朝青龍本人とやり取りができず、報告は関係者、それも(朝青龍の)身内ばかりの発言に基づいたもので十分ではなかった」と不満を述べた。【飯山太郎】

(8月28日 毎日新聞)

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