<宮崎知事選>そのまんま東氏が初当選

 結果を聞いたときの感想その一「そのまんま○劇」?。

 昔呑んだ毒を下すために効果の分からぬ新薬を呑む、というある意味肝の据わった選択をした宮崎県民。呑んだ薬が劇薬か妙薬かを決めるのは、実のところ県民自身なワケですが、果たして「可能性以外何も無い」「早速胡散臭い連中が後ろで跋扈し始めた」東国原氏を知事として選んだ層にその覚悟はあるのでしょうか。

 ちなみに東国原氏に「しがらみが無い」事は、彼を選ぶ理由にはならないし、理由にする事自体浅慮と言うもの。政治だけでなく一定の権力構造に身をおけば、その良し悪しは別に、決定者として何かしらのしがらみは背負わざるを得ない。東国原氏が「しがらみを背負っていない」のは、今までその構造に身をおいていなかっただけに過ぎない。彼が県政の舵取りを始めてその地元利権とのしがらみと「私欲抜きでも」付き合い始めた時、東国原氏に投票した人たちがどんな反応を示すのか、非常に興味があります(意地悪い話ですが)。

 大衆とは最大公約数的に正しく、基本的に現実志向と言う点でクールだが、同時に短絡的で先鋭化しやすいもの。東京、大阪、そして長野。変革という未知の領域に対してウブな宮崎県民が、これら先達の経験から何かを学んでくれていることを願わずにはおられません。

 P.S.

 どうでもいいけど、川村&持永陣営にまともな文章書ける人間いなかったのか?。東国原陣営のやっつけマニフェストが一番出来がいいって、ぶっちゃけ超恥ずかしいぞ(ニガワラ)。

 宮崎県の官製談合事件で逮捕された前知事の安藤忠恕(ただひろ)被告(65)の辞職に伴う出直し知事選は21日投開票され、無所属新人の元タレント、そのまんま東氏(49)=本名・東国原(ひがしこくばる)英夫=が初当選した。高い知名度を生かし、事件を受けた行政・政治不信を背景に、前林野庁長官の川村秀三郎氏(57)や元経済産業省課長の持永哲志氏(46)ら4氏を振り切った。県民は行政・政治経験のない東氏に県政刷新を託し、事件で指摘された官民の癒着や「しがらみ」との決別を強く求めた。

 事件では競売入札妨害罪で起訴された安藤前知事を含め、県幹部7人が逮捕された。新人5人が立候補した知事選では入札制度の改善や県政刷新のあり方が争点となった。

 同県都城市出身の東氏は「しがらみのない政治ができるのは自分だけ」と主張し、同級生らが草の根運動を展開。「宮崎のセールスマンとなって全国に売り込む」と訴えた。一方で、出馬表明時に芸能界からの引退を宣言し、選挙中はタレント仲間の応援は求めず、観光振興や防災対策などを訴え、支持を集めた。

 昨年末に林野庁長官を辞職し、出馬を表明した川村氏は「県民党」を標ぼう。農林業の振興などを主張したが、出遅れが最後まで響いた。

 元経産省課長の持永氏は自民、公明両党の推薦を受けて組織選挙を展開したが、川村氏の出馬で保守が分裂し、共倒れの形となった。官製談合事件を受けた世論の厳しさから建設業界などの動きは鈍く、無党派層などの支持が行政・政治経験のない東氏を押し上げる結果になった。共産党県委員長の津島忠勝氏(61)と、元高校教諭の武田信弘氏(52)は支持を広げられなかった。【中尾祐児】

(1月21日 毎日新聞)

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