黒田東彦日銀総裁、長期金利上昇に関して「大きな不安は無し」発言 ~ 「玄関開けたら2分でご飯」「調整済んだら2日で『ご飯』」

「出来高を伴う下げは怖くない」日経平均大幅下落な件について(2013/5/23)

「アベノミクスの本番開始」を映す日経平均乱高下な件について(2013/5/24)

 そして今日のこれ。一見矛盾している発言に見えるが、官製相場の操縦法の初手としては間違ってはいない。まず、金融緩和で加熱状態になった相場に冷や水ぶっ掛けた後、少し冷静になった市場関係者に「長期金利上昇抑制は絶対的方針ではない」とアナウンス。これが一番大事な『ダイエットが終わった後の純粋に美味しいご飯』。

 同時に「年2%のインタゲ達成とGDP成長率の底上げで、金利上昇分を相殺しないとダメよん♪」「当然、政府の財政健全化も例外じゃない」と釘もさす。これが次に大事な『美味しくないけど健康重視な素材のご飯』。

 23日に教育された多くの市場関係者や一般社会の人々は、このメッセージを正確に理解するべきだ。「政府はこの2種類のご飯を社会に食べさせて、適度なところで、強制的にダイエットさせるつもり」だと。そして「その食事&ダイエットの反復で、自分たちを徐々にナイスバディに改造するつもり」だと。

 「アベノミクスによる資産バブル」劇場。今の「演者」達に、そのシナリオを演じきれるだけの技量と理解力は伴っているか?。明日からの相場が見物だねえ。

金融不安定化の懸念なし=長期金利1~3%上昇でも―黒田日銀総裁

 黒田東彦日銀総裁は26日、東京都内で開かれた日本金融学会の会合で講演し、長期金利の上昇に関して「仮に1~3%程度上昇しても、経済・物価情勢の改善を伴えば、貸し出しの増加や利ざやの改善、株価の上昇など金融機関の収益にプラスの影響が及ぶ」とした上で「金融システムが不安定化する懸念は大きくない」と述べた。

 これは景気が回復していくのであれば、金融機関の経営や金融システムにとって一定程度の金利上昇は懸念する必要はないとの考えを示したものだ。

 一方で、財政の持続可能性に懸念が高まり、経済状況が改善しないまま金利が上昇するリスクにも言及。黒田総裁は「金融機関は負の影響を相応に吸収する体力を備えているが、金利上昇の程度や速さ次第という面は残る」と指摘し、金利の上昇ペースを注視する姿勢を強調した。その上で、政府に対して財政健全化への取り組みの着実な実行を求めた。 

(5月26日 時事通信)

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