覚せい剤は盗難車の対価か 北朝鮮から複数暴力団に 

北朝鮮からの覚せい剤大量密輸事件で、警視庁などの合同捜査本部が逮捕した韓国籍禹時允(ウーシユン)容疑者(59)が、以前逮捕された捜査当局の調べに対し「北朝鮮に盗難車を輸出し、代金の代わりに覚せい剤を受け取っていた」などと供述していたことが13日、分かった。

処分が難しい盗難車を北朝鮮に持ち込んで覚せい剤に換えた上、日本に密輸して暴力団組織を通じ換金する形。合同捜査本部は、指定暴力団極東会系組長宮田克彦容疑者(58)ら複数組織の人物がかかわり、取引が繰り返された疑いがあるとみて、禹容疑者らを追及する。

また、別の事件で逮捕された関係者の供述から、2002年10月の密輸事件とは別に同年7月ごろ、禹容疑者がパイプ役となって数百キロを密輸していた疑いが強いことが新たに分かった。

(共同通信) – 5月14日

一昔前のアフリカや中東でも、この手の密貿易の決済方法は金塊か塩だったそうですが、自国通貨に信用が無く流通もままなら無いとなれば、物々交換かニセドルor円を使うしかないと言うことかしらん。しかし、よりにもよって覚せい剤でお支払いですか。相手がヤッチャンだからなのか、北朝鮮で国際競争力のある輸出品はそれしかないのか。

今回の件だけでなく、アイフル、飛鳥会、菱和ライフクリエイトetc…と、これまでアンタッチャブルな領域だった犯罪の巣窟企業や組織に、連続して司直の手が入ってますね。問題も多い小泉改革ですが、この手の犯罪者の庇護者連中を政権の中枢から駆逐し、「反社会勢力許すまじ!」の世論を高めた功績だけは、素直に認めてもいいのではないでしょうか。

野中広務 差別と権力

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