今大会最大のミッションは「これ」。故に、出遅れ&調子が悪いながらも、最低限の仕事を果たした日本の6選手、特に羽生結弦と浅田真央両選手の「貢献」は評価すべき。
それにしても、恐るべきはキム・ヨナか。2年のブランク明けでこの完勝とは…。どこまで完璧超人なんだ、彼女は。
キム・ヨナが復活V 浅田3位、村上4位=世界フィギュア・女子FS
フィギュアスケートの世界選手権第4日が16日(日本時間17日)、カナダのオンタリオ州ロンドンで行われ、女子フリースケーティングでは、SP6位の浅田真央(中京大)がフリー134.37点、総合196.47点で3位に入った。優勝は、2年ぶりの世界選手権出場となったキム・ヨナ(韓国)でフリー148.34点、総合218.31点。2位はカロリーナ・コストナー(イタリア)でフリー131.03点、総合197.89点。
村上佳菜子(中京大中京高)は総合189.73点で4位、鈴木明子(邦和スポーツランド)は総合164.59点で12位だった。
なお今大会には来年2月に行われるソチ五輪の出場枠が懸かっていた。男女ともに、各国・地域出場選手のうち上位2人の順位数合計が13以内なら、最多の3枠が与えられる。日本女子の上位は、浅田の3位、村上の4位で、合計7となり、五輪出場枠最大の「3」を獲得した。
(3月17日 スポーツナビ)
【フィギュア】羽生「やりきった」4位!2大会連続の3枠確保
◆フィギュアスケート世界選手権第3日(15日、カナダ・オンタリオ州・ロンドン) 男子フリーを行い、13日のショートプログラム(SP)9位と出遅れた羽生結弦(18)=東北高=は合計244・99点で4位に上がった。高橋大輔(27)=関大大学院=は6位、無良崇人(22)=中京大=は8位で日本勢は4大会ぶりにメダルを逃したが、上位2人の順位合計が「10」となり、14年ソチ五輪の出場枠最大3を獲得した。五輪2大会連続の3枠確保は初。SP首位のパトリック・チャン(カナダ)=カナダ=が3連覇を飾った。
4分半を滑りきった羽生は激しく呼吸して膝から崩れ落ち、リンクに額をついた。両足に痛みを抱えながらフリーで3位と追い上げ、最大目標の3枠確保に貢献。「やりきった。SPの悔しい気持ちをぶつけて、最後まで気合で乗り切った」。昨年3位に続く2大会連続のメダルは逃したが、完全燃焼に胸を張った。
今季絶好調だったSPは、まさかの9位。3枠確保がピンチとなり、「日本代表として申し訳ない気持ちでいっぱいだった」と責任を感じて奮い立った。フリー冒頭の4回転トーループを踏ん張って着氷。次の4回転サルコーは手をついて回転不足となったが、後半は3回転半の連続ジャンプも決めた。今季から指導するブライアン・オーサー・コーチは「練習は裏切らないと伝えて送り出した。誇りに思う」と目を細めた。
2位となった2月の四大陸選手権後にインフルエンザに感染し、高熱で10日間も寝込んだ。練習再開後は左ひざを痛めて7日間休養。6日から練習に戻ったが「痛くて1時間も練習できない日もあった。4回転もほとんど跳べなかった」と明かした。さらに、この日朝の公式練習では1年前に故障した右足首痛が再発。「満身創痍(そうい)だった」が、足の感覚を戻すために痛み止めを減らしてリンクに立った。
五輪の枠取りには貢献したが、「体力がない」と課題を痛感した。3歳からぜん息があり、今も毎日朝晩と薬を服用。この時期は、花粉症も重なって極端に体力が落ちるという。神経が繊細なため寝付きが悪い日もあり、食も細い。優勝したチャンのような安定感のある滑りを理想に掲げ、「五輪に向けて一から体作りしたい」と鍛え直す。
今後はカナダに残り、足の精密検査を受ける予定。4月の世界国別対抗戦(東京)は「ちょっと苦しいと思う」と欠場も示唆した。「五輪はベストな状態で臨めるようにしたい」と夢の大舞台に向けて再出発する。
(3月17日 スポーツ報知)
案の定、金妍児の順位と得点についてブーたれているアンチが早くも沸いているが、彼女の強さは素直に受け入れ、日本側関係者に可能な限りの対策を講じるよう要望するべきだ。そうでなくては、ソチ五輪でのリベンジへの期待なんて、とても覚束ない。
ここで「【MAD】魔王のくせに駄肉だっ!」を紹介。
駄肉上等。
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