とてもスムーズなオペレーションとは言えないけど、前例もノウハウも時間も無い状態でのぶっつけ本番。東電経営陣や彼らに余計なプレッシャーをかけているor何も指示を出せていない誰かさん達はともかく、現場はよくやっています。これ位の混乱で済んでいるのは、むしろ幸運と言うべきでしょう。
もちろん、夜はともかく日中に計画停電が実施されなかった背景には、東京電力その他関係者の頑張りもさることながら、企業から一個人に至るまで、関東地区の消費者全体による節電協力の存在も無視できないでしょう。被災地の皆さんを筆頭に、危機に見舞われた際の滅私奉公/助け合い精神、高いモラルや民度、集団行動の整然とした秩序ぶりなど、日本人の数々の美徳はいまだ健在と感じ入った次第。そうじゃないエゴイストも例外的にいますけどね。悲しいことに。
ともあれ、今日の国民協力データをもとにして、4月一杯続くであろう輪番停電をより効率的に回せるよう、関係者のお歴々には運営体制の改善を進めて欲しいものです。とりあえず、「やるやる」「やらないやらない」「やるかもしれない」ナントカはできるだけ止めて、比較的厳しくてもいいから「これをやる」と決めた以上、ぶれないでくれるといいなあ。
東電、午後5時から計画停電実施 100万キロワットの供給不足
東京電力は14日、地域ごとに順番に電力供給を止める「計画停電」について、第5グループの一部地域で午後5時から実施すると発表した。最大で2時間程度という。ピークとなる午後6~7時の需要が3400万キロワットと見込まれるのに対し、供給力は3300万キロワットにとどまり、100万キロワットの供給力不足が生じるため。東電は電力の需給バランスが安定しているとして、第4グループ地域までの実施を見送っている。
計画停電は東日本大震災で被災した福島第1、第2原子力発電所などの運転停止に伴うもので、東電発足以来初めての措置となる。
(3月14日 産経新聞)
しかし、今はまだ消費者側の協力でなんとかなるからいいです。問題は夏。今の弱体化した電力供給能力3,300万kw+震災で停止中の火力発電所の復旧分とバランスさせるには、同時期に想定される6,000万kw以上の電力需要を5~7掛け程度に引き下げる必要があります。しかし、そんな運営は現実問題として到底無理。以前から休眠させている各地の火力発電所の再稼働や西日本からの協力送電くらいじゃ、焼け石に水です。
タイムリミットまであと3-4ヵ月。長時間or広範囲停電を強制する以外には、一体どういう施策を打てばいいんだろう。商業ビルから一般住宅まで全ての構造体に、燃料電池や太陽光パネル、スマートメーターの設置をごり押しするとか?(←ごめん、無理)。誰かいいアイデアをお持ちじゃないですかね?。
ここで「MAD 魔法少女まどか☆マギカ 終末」を紹介。
「魔法少女まどか☆マギカ」第10話、意地になって違法アップ物は観てません。褒めてくれとは言わないけど、ちらちらと入ってくる情報もあってちょっと禁断症状。メガネっ子兼三つ編みドジっ子ほむほむ、早く見たいな…。
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