差別的言葉は撤廃、日本産魚類32種類の和名を改名

 で、今回の改名作業に、アカデミカルな合理性はどれだけあるのですかな?>日本魚類学会殿。まさか「差別的」という主観や社会の風潮への安易な迎合だけで、こんな言葉狩りやらかしたわけじゃないよね?。

 日本魚類学会(松浦啓一会長)は1日、差別的な言葉を含んだ日本産魚類32種類の標準和名を改名したと発表した。

 差別語を使った標準和名はほかの動植物にもあるが、学会として網羅的に改名したのは初めて。

 今回改名したのは日本産魚類約3900種のうち、バカ、イザリ、メクラ、セッパリなど、同学会が差別的と判断した九つの語を含む魚32種。例えば「メクラウナギ」は「ホソヌタウナギ」に、「ミツクチゲンゲ」は「ウサゲンゲ」と改名された。同じ言葉が「種」より上位の「属」「科」などの分類単位に使われている例も19例あり、これらも改名した。

 標準和名は、ラテン語で表記する世界共通の学名と別に、国内で学術目的に使う日本語名。一般になじみのない学名の短所を補って、生物の研究や普及に役立ってきた。

(2月1日 読売新聞)

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