今後の方向性が重要な「キメラ猿誕生」の件について

 普通に考えれば、動物を使った臨床試験用素体とか移植用臓器のとかだが、ヲタ的にはやっぱこっちの路線が実現するかどうかにも注目かな。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b3/Chimera_Apulia_Louvre_K362.jpg/220px-Chimera_Apulia_Louvre_K362.jpg

 実現しない方がいいんだろうけどね。後々のことを考えると。

「キメラ」のサル、初作製=遺伝的に違う細胞混在―米研究所

 アカゲザルの受精卵が成長して四つの細胞に分かれた段階の胚を3~6個合体させ、仮親の母胎に移植する方法で正常な赤ちゃんを3匹誕生させたと、米オレゴン国立霊長類研究センターの研究チームが7日までに米科学誌セル電子版に発表した。これらの赤ちゃんは、遺伝的に違う細胞がモザイク状に混在する「キメラ」と呼ばれる状態で、霊長類で誕生したのは初めてという。

 キメラはマウスで特定の遺伝子の機能を調べる実験によく使われる。マウスでは受精卵が多数の細胞に分かれた段階の胚盤胞から、内部細胞塊を採取、培養して万能細胞「胚性幹細胞(ES細胞)」を作った上で、別の胚盤胞に注入し、仮親の母胎に移植してキメラを生み出す。

 研究チームは、アカゲザルでもこの方法を試みたが失敗。4細胞期の胚を3~6個合体させる方法で、キメラの赤ちゃんを3匹誕生させた。通常の赤ちゃんは1組の父母から遺伝情報を受け継いだ細胞でできているが、これら3匹は3~6組の父母からの細胞がモザイク状に組み合わさった形になる。

 ヒトでキメラを生み出す人体実験はできないため、この研究はヒトに近いサルで胚の性質をより詳しく解明するのに役立つという。 

(1月7日 時事通信)

 しかし、ラット、マウスと来て、遂にサルか。こうなると、禁断の領域に手を出したくなるマッドサイエンティストは必ず出てくるんだろうな。

 ここで「【番外編】アニソン歌手が歌うカバー曲を聞いてみよう【作業用BGM】」を紹介。


D

Liaさん、さすが過ぎる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です