二弗買収

 23日に合意した野村HDによるリーマン・ブラザーズの欧州・中東部門の株式&IB分野の買収劇。爆弾を抱えているリーマン内の金融資産などを引き継がなかった結果、買収額は僅か2ドル(約210円)に収まったことが判明。

 200億円だったアジア・太平洋部門の買収金額(ほとんど○○○○関連で、その他資産+αはタダ同然という噂)と併せてみても、とても「リーズナブル」なお買い物♪…な、はずですが、諸手を挙げて「Yes!」とは言えないのが悩ましいところ。リーマンから引き継いだ約5,500人の雇用調整、彼らへの人件費負担増、そして間違いなく発生するだろう数百人規模の退職者(希望or肩たたき問わず)への「お手当て」、野村社内の競合部門とのすみ分けetc…今回のチャレンジを決断した野村HDの判断は基本的に良し!ですが、これからが大変だぞー。2ドルがどーとか言ってる場合じゃない。結局、一番美味しい債券分野in欧州は買収できなかったんだし。

 そもそも、東京オフィスの人間を中心として、アメリカ本国との取引やM&Aの出先機関に過ぎない現地採用連中に市場価値は殆どないですよ、今となっては>リーマン。野村が本当に欲しいのは、リーマン顧客のネットワークを直接握っている人間を除けば、せいぜい上位トレーダー/アナリスト位でしょ。彼らをどう上手くセレクトして、自社の体制に組み込んでいくか。まずは野村のお手並み拝見ですね。

P.S.

 そうこう言っているうちに、米貯蓄貸付組合(S&L)最大手で全米銀行部門6位のワシントン・ミューチュアルが経営破綻。同4位のワコビアがシティなどとの救済合併を模索。サブプライム不況の波はいよいよ証券から銀行へ、ですな。過去の前例から考えると、米国金融機関の破綻ラッシュは10月が相場ですが、今回はどうなりますことやら。さてさて。

今日の一銘柄

  • ノーリツ鋼機(7744):写真DPE用ラボ機器で世界一。デジタル対応機を強化。高性能機に強いが、普及機拡充も開始。インドに現地法人を設立、上海・中国事業を再編。ここ最近の低迷を抜けるや抜けざるや。9/26終値は前日比16円高の1,375円。10月第3週中の目標株価1,450円。向こう半年間の目標株価1,650円。

 9/6-9/10に挙げた5銘柄(目標設定:9月第4週末)は対日経平均騰落比で2勝3敗。目標株価への到達の是非では1勝4敗。市場低迷が続いているとはいえ、モデル変えてもこの体たらくか。情けない(^^;。

 ここで脈絡アリアリで「【パンヤ】 フェイトとヴィータでLove Jump! 【なのはMAD】」を再紹介。


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フェイト、ヴィータ、お疲れ様でした。…でも、もう少し長く見ていたかったな。二人が勝ち進む姿…。・゚・(ノД`)・゚・。>アニメ最萌トーナメント。

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