ディール・オブ・ザ・イヤー2008~IPOについて

 景気後退の荒波の中、他の経済活動の例に漏れず低調を極めたのがIPO市場。株券の電子化や会社法改正の影響もあるとは言え、新規上場企業数は49社と2007年(121社)の約4割にまで激減したのには、思わずクラクラ。上場時-その後のパフォーマンスも軒並み悪く、どうにも冴えない1年でしたね。

 そんな中、日経公社債情報や日経ヴェリタスが毎年発表している「ディール・オブ・ザ・イヤー」の2008年版が発表されていたので、ペラリと一読。IPOについては、ベスト・ディールがセブン銀行(8410)、2位が同率でグリー(3632)、エス・エム・エス(2175)、デジタルハーツ(3620)の3社。

 評点ではセブン銀行が124点、残り3社が各25点。セブンの人気がダントツですが、IPO企業、中でも大型銘柄が減った分、より大型の優良銘柄に人気が集まった結果ということですかね?。少し調べてみましたら、セブンの主幹事だった野村は、2006年の野村不動産HD(3231)、2007年のソニーフィナンシャルHD(8729)に続く、ベスト・ディール3連覇、トップ1.2フィニッシュで2連覇を達成してるんですね。うーん、クサっても野村だなあ(^^;。

 対照的に、ワースト・ディール2連覇を達成してしまったのが大和SMBC。2007年のキトー(6409)に続き、今年はモリモト(8899)と主幹事銘柄が立て続けに市場からの総スカンNo1に選ばれるという、逆の意味で凄い記録を打ち立ててしまいました。ちなみに今年のワースト・ディール1-3位は全て大和SMBCが主幹事(2位リニカル、3位アスコット)。モリモトの破綻の際も触れましたが、この結果、大和は真面目に反省しないと、投資家からの信用的に相当ヤバくね?。

 さて来年の証券市場はどうなりますか。暫く我慢の子を演じないといけないのは当然として、こういう既存企業が逆境の時だからこそ、ベンチャーには一念発起して欲しいものですが。さてさて。

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