みえみえなのはいけないと思います!

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 映画「ミニミニ大作戦」を観ながら、チラチラとVTRを裏視聴。いやぁ、タフミル凄いな。KOされたのに、10カウントされたらスッと立って帰れるんだ。モハマド・サディックはやり過ぎだったが、TBSと協栄も多少は演技できる奴を呼んでこないと逆効果だぞ、と。

まほろまてぃっく (1) (ガムコミックスプラス)

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 試合を重ねるごとに、自身の動きは粗雑になり、ラフなプロレス技(笑)も多用しているのに、何故か相手を無傷のまま倒してしまう奇跡のボクサー。それが亀田大毅。相手の階級の「表書き」はそこそこ上になっていくのに、何故か相手の実像と試合の中身のグレードは落ちていく一方という謎の現象。それが協栄ジム脅威のマッチメイク。予想の最低ラインのさらに斜め下を行くその酷さには、呆れるのを通り越して驚くばかりです。

兄弟王者へ前進!大毅 3回KO

 大毅、大金星だ!“浪速の弁慶”亀田大毅(18)=協栄=が、「本社後援・Sフライ級10回戦」(23日・北海道立総合体育センター)で、WBA世界ライトフライ級4位ビッキー・タフミル(32)=インドネシア=を3回1分18秒KOで破った。2回にダウンを奪った大毅は続く3回にロープに詰めてボディーを連打。最後は左ボディーでテンカウントを聞かせた。これで世界ランク上位進出は確実となり、年内に予定する世界戦へ大きく前進した。

 こん身の力を込めて放った左ボディーがタフミルの横っ腹をえぐった。KOを予告した3回、大毅が一気に勝負に出た。頭を低く下げ、プレスをかけながらロープに追い詰めボディー連打。トドメの左ボディーが突き刺さるとタフミルの体は、くの字に折れ曲がりダウン。そのままテンカウントとなった。

 32戦無敗の世界4位はダテではなかった。接近戦では巧妙なクリンチで攻撃をかわし、バッティングも“披露”。2回には、スリップしてキャンバスに崩れ落ちた際にレフェリーのスタンディングの指示を無視して座り込んで時間稼ぎ。戦意喪失と見なされダウンを課された。

 「きょうは世界ランカーに勝ったけどまだまだ経験不足や。でも俺のパンチが世界に通用することは分かったわ」。興奮冷めやらぬ様子の大毅は、勢い余って興毅を“挑発”。「次の試合でお兄ちゃんも3ラウンドで倒してみいや。俺より強かったら3ラウンドでいけるやろ」と、同じフライ級の兄に強烈なライバル心を燃やした。

兄を挑発 「全国巡業ツアー」のスタート地となった北海道で自慢のノドも披露。この日は親交のある元T-BOLANのボーカル森友嵐士氏からプレゼントされた曲「LOVE SONG」を歌い上げた。大毅の熱い歌声が、詰め掛けた6000人のファンの心を魅了した。

 この勝利で世界ロードがくっきりと見えてきた。今後3試合をこなし、年末に世界戦を予定。ターゲットはWBAフライ級暫定王者のロベルト・バスケス(パナマ)が最有力。「もっとキャリアを積んでもっと強くなる」。大金星を挙げた弁慶が、世界へ向けて加速する。

(2月24日 デイリースポーツ)

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