「江沢民前国家主席死亡」は本当に虚報なのか?な件について

 彼が脳死状態に入っている情報は少し前から流れていましたから、動物的な意味で彼は9割方既に死んでいる。問題は、彼の政治的価値の死を考える場合、このタイミングで彼の完全死ないしその死の知らせを、誰がどう恐れたり、喜んだりするかという点です。

 香港ATVの江沢民死亡報道が心底誤報で、それを演出したのが「同報道を受けてのライバル・北京閥の動向を測りたかった」習近平以下の太子党&上海閥だという可能性も否定はしません。が、いささか単純すぎて逆に信憑性に欠けますし、ぶっちゃけ、その程度の小細工経由の「あぶり出し」騒動なんてどーでもいーや。一方、実は死亡報道がガチで、それを北京政府&胡錦濤というより習近平や上海閥が必死に隠蔽しているとしたら…今回の一連のドタバタは、近いうちに、中国-日本の政界メインルートが、「上海閥-民主党」から「北京閥-自民党」へのシフトが加速する嚆矢かも。

 そう考えると、今回の報道は、仮に誤報であっても虚報にあらずだな。どういう形であれ、この報道を元に「ありうべき事態」が必ず顕在化するんだから。

江氏死亡説封じに躍起=容体なお「危ない状態」―中国

 【北京時事】中国当局は7日、江沢民前国家主席(84)の死亡を伝える報道や情報の封じ込めに躍起となった。国営新華社通信を通じ「全くのうわさ」と死亡説を否定。しかし、江氏の容体については口をつぐんだままで、楽観的な見解を示す中国筋は少ない。

 同日行われた中国外務省の定例会見でも、江氏の容体を問う海外メディアが相次いだが、報道官は「新華社を読め」の一言。同じ質問をしようとすると「補足はない」と語気を荒らげ、問題の敏感さを逆に印象付けた。

 江氏の死亡説は、インターネット上で5日から広まり始めた。中国国内の簡易ブログでも死亡説をめぐるやりとりが展開された。引退したとはいえ、最高指導者だった人物の生死に関する情報が事前に出回ること自体が異例で、「共産党内部の関係者は困惑している」(中国筋)。

 江氏の容体に関しては、「危ない状態であることに変わりはない」との見方が依然多い。中国メディアも追悼準備を指示されたもようだ。6日夜には、山東省のニュースサイトが「敬愛なる江沢民同志は永遠に不滅」とする哀悼の言葉を江氏の写真と共に白黒で表示、すぐに閉鎖されたという。

 一連の死亡説は、江氏が1日の共産党創立90周年の祝賀大会を欠席したことをきっかけに流れ始めたが、国内には「意図的に発信している動きがある」との声もある。今回の情報流布が「江氏の政治生命は尽きたと印象付けた」(北京の外交筋)のは確かで、党内の権力闘争で江沢民派に打撃を与えたことになる。

(7月7日 時事通信)

 日本にとって、信頼度の差は「胡錦濤>習近平>>>>>>>江沢民」ですから、今回を機に上海閥が全面的に衰退してくれれば万々歳。しかし、中共の上層部の闇の深さは日本・永田町の比じゃない。さて、結果はどうなりますことやら。

 ここで「【第3回東方ニコ童祭】幻想少女れいむ☆マギカ【MMD】」を紹介。


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まあ「咲夜さん=ほむほむ」「みょん=さやか」には納得。

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