彼女たちとの死闘に競り勝った、強く脆くそして尊敬に値する勝者・韓国代表チームに心からの祝福を。
痺れた。ナイスゲームだった。序盤の韓国の強さも日本の脆さも、中盤から終盤に見せた日本の粘りも韓国の人間臭さも、素晴らしい試合だった。終盤の日韓両チームが魅せた奇跡のショット&ミスショットの連発には、悪戯好きな勝負の女神の存在すら感じた。
勝った韓国には勝者なりの悔いがあるだろう。負けた日本には負けて悔い無しなんて半端な満足感はないだろう。だが、これだけは第三者として言わせてほしい。良い死闘だった。
ところで、
メガネ先輩の目に涙 日本戦の延長、最終ショット決めた(2018/2/23 朝日新聞)
1点を奪い勝利が決まると、韓国チームは両手を挙げ、抱き合った。金はメガネを外し、涙を流した。
この記事を見た瞬間、これを貼れと言われた気がしたが、気のせいじゃないよね。
カーリング女子、韓国に延長で敗れ決勝進出ならず メダルかけ3位決定戦へ
◆平昌五輪第15日 ▽カーリング女子準決勝 日本7―8韓国(23日、江陵カーリングセンター)
カーリングでは男女通じて日本勢初の準決勝に進出した女子日本代表「LS北見」は、地元の大声援に後押しされた韓国に延長戦の末に7-8敗れ、決勝進出はならなかった。
「テーハミングク!(大韓民国)」完全アウェーの雰囲気の中、第1エンド(E)に3点を奪われた日本は、第2Eに2点を奪い返しくらいつく。3―4で迎えた第5Eは韓国にトリプルテークアウトを決められた一方で、日本は藤沢がラストストーンでダブルテークアウトに失敗。2点を奪われて、前半を3点ビハインドで折り返した。
第5E後の約7分間の休憩時間“もぐもぐタイム”では、イチゴをほおばり栄養補給した日本。8Eに1点を与えて後攻を奪い返し、4―7の3点ビハインドで迎えた勝負の第9E。藤沢がラストストーンでヒット&ステイを決めて2点を返した。
正確なショットを重ねる韓国に主導権を握られた日本だったが、不利な先攻で迎えた最終第10E。丹念にショットを重ねて相手にプレッシャーをかける。“決まれば負け”の韓国スキップ・金恩貞のラストストーンは、ほぼ狙い通りの軌跡をたどったように見えたが、日本のストーンに当たった後に大きく滑ってナンバーワンにならず。1点をスチールしエキストラエンドに持ち込んだ。
しかし第11E、最後に金恩貞にラストショットを決められあと一歩で涙をのんだ。
準決勝のもう1試合はスウェーデン―英国が対戦。世界ランク1位のスウェーデンが10―5で同4位の英国を下し、決勝に進出した。
日本は銅メダルをかけ、24日午後8時5分から英国との3位決定戦に出場する。
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