こっちの方の「事故」ならシャレで済むし、むしろ「これは事故ならぬ事後の3センチ!」「キマシタワー…」なのでウェルカムな展開だが、「のぞみ34号」でJR西日本がやらかしたのはシャレにならんし、もちろんウェルカムな展開でもない。今回は運が良かった。ホントそれだけ。
運輸安全委員会の中橋和博委員長は19日の定例の記者会見で、台車の亀裂の長さはおよそ14センチに達していたことを明らかにしました。
そのうえで、「一般論としては、亀裂は小さな起点が繰り返し使用するうちに広がるもので、1回の走行でゼロから進行することは考えにくい。なぜ亀裂が生じ検査で見つけることができなかったのか、設計、製造、点検のすべての工程について検討を進めていく」と述べました。
事故直後にも別エントリーとブクマで書いたけど、こういう時、目視試験(VT)方式で人間が何回同じ検査やっても無意味と考える。鉄道業界は、今回の重大インシデント発生を機に、車体の探傷検査を非接触、半自動かつ「予断なく行える」技術と設備の導入を推進すべきだ。
仮に今回の台車の破損がギアボックスの破損や車体からの部品脱落&衝突ではなく、台車素材の金属疲労によるものだったら、目視検査くらいじゃ潜在的な異常は分からないと思うんだけどなあ。 / “鉄道業界は「大型車両向け非接触型かつ自律移動…” https://t.co/zsU42VuM1I
— wer y sagt (@kaguramay) 2017年12月15日
今月11日、東海道・山陽新幹線の台車に亀裂が見つかった問題で、JR西日本が19日記者会見を開き、亀裂の長さはおよそ14センチに達し、あと3センチで破断するおそれがあったことを明らかにしました。JR西日本は、「走行中に破断すれば、脱線など大きな事故に至った可能性があった」という認識を示し、詳しい原因を調べています。
今月11日、博多から東京に向かっていたJR西日本が管理する東海道・山陽新幹線「のぞみ34号」の台車に亀裂や油漏れが見つかり、国の運輸安全委員会は脱線など重大な事故につながるおそれがあったとして、新幹線では初めて、「重大インシデント」に認定して調査しています。
(以下略)
(12月19日 NHK)
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