トランプの諮問機関「製造業評議会」メンバーが次々辞任な件について

 バージニア州シャーロッツビルでの白人至上主義者&ネオナチとその反対派の衝突に際し、「多くの側面での憎悪と偏見と暴力の表れを最も強い言葉で非難する」とだけコメントし、殺傷事件を起こしたレイシスト連中を名指しで非難しなかったドナルド・トランプ米大統領。

 金正恩を「核兵器を持った狂人」呼ばわりできても、自分を「ハイル・トランプ」してくれるKKK連中を名指しで「犯罪者」呼ばわりできないのは、こいつらが自分の支持層故か?…と思っていたら、ブライアン・クルザニッチ@インテルCEOらが自分の諮問機関メンバーを辞任した途端、「人種差別は悪だ。KKKやネオナチ、白人至上主義者のほか、アメリカ人が大切にしていることに反するヘイトグループを含む暴力を引き起こす者たちは犯罪者であり悪党だ」と言い放ったドナルド・トランプ米大統領。

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 とりあえず、「アメリカ・ファースト」を標榜する米大統領様にとって何が「ファースト」なのかだけはよく分かった一連の騒動の中、傾聴に値するコメントを残したのがクルザニッチCEO。

「自分は政治家でなくエンジニアだが、そんな私にも明らかに分かるのは、今はあらゆる問題が政治化されて前へ進めない状態に陥っているということだ」「米製造業の振興を政治問題にするべきではない」

 全ての問題を一つの方程式と価値基準で解決しようとして、自縄自縛に陥っているトランプ政権を、痛烈に批判するこの発言。トランプタワーにへ帰ってきた米大統領の耳に、自国民の怒号でかき消されることなく、クルザニッチCEOの忠言が届くことを願うばかりだ。

製造業3社のCEO、トランプ氏の諮問機関から次々脱退

 香港(CNNMoney) 米南部バージニア州シャーロッツビルで起きた白人至上主義者らと反対派の衝突へのトランプ大統領の対応に抗議して、米半導体大手インテルなど製造業界3社の最高経営責任者(CEO)が14日、トランプ氏の諮問機関「製造業評議会」のメンバーを辞任した。

 製薬大手メルクのフレージャーCEOと、スポーツ用品大手アンダーアーマーのプランクCEO、インテルのクルザニッチCEOが相次いで脱退を表明した。

 クルザニッチ氏は同日深夜、自社サイトのブログへの投稿で「米国の大切な価値観のために立ち上がった人々を攻撃するのではなく、称賛するべきだ」「現状が変わることを願っている。その時は喜んで貢献する」と述べた。

 トランプ氏はシャーロッツビルでの衝突の直後に白人至上主義者らを名指しせず、「多方面」の憎悪や暴力を非難すると述べるにとどまったことで批判を浴びた。これを受けて14日には、白人至上主義団体などを明確に非難する声明を出している。

 クルザニッチ氏はこれまで、トランプ氏がイスラム圏からの入国を禁止した大統領令に対して法廷で違憲と主張する一方、その数日後にはトランプ大統領と並んで米国内の新工場への投資を発表するなど、微妙なバランスを維持してきた。

 14日の投稿では、自分は政治家でなくエンジニアだが「そんな私にも明らかに分かるのは、今はあらゆる問題が政治化されて前へ進めない状態に陥っているということだ」と指摘。「米製造業の振興を政治問題にするべきではない」と強調した。

(8月15日 CNN)

 ここで「【合作】デレマスマイムマイム2」を紹介。


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ドナルドおやじは、この動画を見て、博愛主義のなんたるかに目覚めるがよい。

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