【シナリオが】現金輸送車運転手の娘誘拐&3000万スイスフラン強奪事件は、運転手&娘たちの自作自演 ~ フランス・リヨン【日本の2時間ドラマレベル】

 輸送任務中の運転手の娘を誘拐して脅迫、脅しの連絡の間も移動し続けている現金輸送車を、自分たちに都合のいい場所とタイミングでインターセプトして現金を奪うなんて計画、普通に考えて成功するわけないやん。運転手が現金輸送任務にあたる直前に娘を誘拐、輸送開始時から自分たちの計画通りの行動を採るよう、運転手に監視装置を持たせておくとか、輸送車に同乗する人間を自分たちの仲間と入れ替えておくとかならともかくも。

 輸送中に誘拐犯から連絡受けた運転手がSOS Surveillanceや現地警察に通報、発信機入りの偽札セットを積んだ別の輸送車と入れ替われられただけでアウト。現金の待ち合わせ場所を指定した時点で、警戒線張られてアウト。携帯で娘の声を聞かせる名目で、最後の待ち合わせ場所近くで携帯を使わせた時点で位置を特定されてアウト。そもそも、運転手の輸送任務中に娘が自宅にいて、誘拐に成功して、それから運転手に要求の連絡を入れて、現金の受け渡しを指示しても間に合うという奇跡的なタイムテーブルが成立しなければ、計画立案自体がアウト。

 こんな穴ばかりのシナリオ、きょうび、日本の低予算2時間ドラマの制作会議すら通らんぞ。少なくともプロの脚本家なら、もう少し説得力のある展開をだな、計画に織り込んでだな、関係者を納得させる努力をだな、

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 とりあえず、安ドラマのやる気ナッシングな脚本家はそれでも許されるかも知れないけど、今回の狂言犯親娘+αは犯行後の生活が懸かってるのよ。真面目に計画練らなきゃだめでしょ千代ちゃん(んー?)。

仏で起きた現金輸送車運転手の娘誘拐事件、自作自演か 父娘ら逮捕

 【AFP=時事】フランスで、現金輸送車運転手の娘が誘拐され、運転手が車で輸送中だった多額の金を身代金として犯人らに渡したとされていた事件で、警察はこの運転手と娘らを逮捕したと、複数の警察筋が13日、明らかにした。

 事件は8日、同国南東部リヨン(Lyon)で発生。娘は警察に対し、配管工を装った2人組の男に自宅アパートから誘拐され、男らに車に押し込まれて縛られた上、父親に電話し身代金の支払いを求めるよう強要されたと話していた。

 父親は装甲車を使用して企業や銀行の間の現金輸送業務を行うスイス企業「SOSサベイランス(SOS Surveillance)」に勤務。当時同僚と共にスイスのローザンヌ(Lausanne)まで現金の輸送業務に当たっており、フランスとスイスの国境付近の駐車場で誘拐犯らに会い、輸送車に積んでいた現金を手渡すことに同意した、という話だった。

 警察は当初、被害額は2000万~3000万スイス・フラン(約23億~35億円)に上ると推定。娘は8日午後10時(日本時間9日午前6時)頃、リヨン郊外の路上で無事発見され、「非常にショックを受けた」様子だったと明かしていた。

 捜査当局は現在、強盗事件は内部犯行だったと考えているとみられる。【翻訳編集】 AFPBB News。

(2月13日 AFP-BB)

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