まさかここまで酷いオチで終わらせるとは、この海のリハクの目を(以下略)>「ハルノクニ」。一見ラストに向けて盛り上げているように見せつつ、その実「すんげー上っ面ー」な描写の連続に萎え萎えですよ。
とりあえずアレだ。反体制な「ハルノクニ」の国家元首たるギリ殿は、結局最後まで榊首相の主張に対するアンチテーゼを欠片すら提示できなかったんですが、何のための主人公だったんですか。加えて、榊の「国家>国民」思想に、「国民>国家」的視点でストレートに対峙することを放棄して、その挙句ヌコ曰く「向上心放棄の現状維持でOK」ってなんじゃそりゃ。詭弁にすらなってないよ。原作者は頭の中の一方的な敵愾心のもと、国家という存在にイチャモンをつけたかっただけかい。
週刊少年サンデー48号
- イチオシ作品は、該当作品なし。次点は、「牧村先生作とは思えない高性能!>13号」「でもその参考図書は素人にはどうかと思うぞ!」な「ハヤテのごとく!」、「ああ、確かにあやしーな」「でも個人的にはアリだ(正気か自分!)」な「最強!都立あおい坂高校野球部」、「うわ、そんなあっさり!?」な「クロスゲーム」。巡航速度で堅調な出来なのが、「結界師」「GOLDEN☆AGE」「ブリザードアクセル」。
- ちょっと引っかかるけど、小ネタが楽しい&次号の展開に期待!なのが、「そんな普通&はしょりまくりのラブコメなんてー!(おもろいけどさ)その2」な「あいこら」、「ちょいとだれ気味」「次号以降の奮起に希望」な「ダレン・シャン」、「MASTERキートン読んだ後だとなあ…」な「武心」。
- 今号の問題作は前述の通りの「ハルノクニ」。原作者はまず自分の身の丈に合った作品作りにいそしむべきだ。
週刊少年サンデー49号
- イチオシ作品は、「病人の多い世の中だ…」「しかし『フェチは別腹』は至言!」な「あいこら」。ああ、そうだとも。例え結婚しても、フェチとかアニヲタとか禁断の果実を齧ってしまった者に、もはや心の平安は訪れないもの。神楽にはそれが痛いほど良く分かる!(笑)。とりあえず断言は出来る。「愛とフェチ(orヲタ)は両立可能だ!」。
- 次点は、「『ダ・ガーン』とは、なんちゅう懐かしいネタを持ってくるんだ…>サブタイ」「だが、それがいい!」な「ハヤテのごとく!」、「ああ、やっぱり二人はアヤシイ」「だが、それがいい!」な「最強!都立あおい坂高校野球部」、「フレイヤ姉の順応性の高さは異常」「だが、それがいい!」な「史上最強の弟子 ケンイチ」。巡航速度で堅調な出来なのが「金色のガッシュ!!」「絶対可憐チルドレン」「ブリザードアクセル」「GOLDEN☆AGE」。
- ちょっと引っかかるけど、小ネタが楽しい&次号の展開に期待!なのが、「せっかく復権しかけてたのに…また明後日の方向に」な「焼きたて!!ジャぱん」、「…やっぱり鬱展開突入決定か」な「ダレン・シャン」、「ああ、お約束な安直展開にー!」な「聖結晶アルバトロス」。
- 次号最終回の「ハルノクニ」。ここまで来てしまった以上、原作者がどう開き直るかにむしろ興味津々DEATH。
- 作者: 松江名俊
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/10/04
- メディア: コミック
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