とりあえず、明日明後日はSMAPの解散宣言の方が話題になるんじゃね ~ SEALDs、8/15に解散

 6月の「解散しない」宣言から2カ月。芸能界とビジネス界において、事態は常に変化するということか。政界よりもドラスティックに。

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 ともあれ、SMAPが日本のアイドル史に不朽の功績を残したことに、疑う余地は無い。かたや「シールズが残したもの」とは何か。

 一つ、価値観の多様性を認めず、自分たちの意向に沿わない勢力にひたすら排除のスタンスで当たる行動は、社会から歓迎されないという事実。

 二つ、本来あるべきリベラル層とはかけ離れた、アピール至上主義なお祭り連中や「思いて学ばざれば則ち殆し」な半端者が暴れた結果、革新勢力への大衆の支持が激減したという現実。

 反面教師というか「教訓」だよな。どう贔屓目に見ても。

 逆に言えば、彼らが支持した層にとって、SEALDsが残したのは「負の遺産」でしかない。SEALDsや市民団体の暴挙や鳥越俊太郎のような似非文化人の妄動によって、ここ1~2年で日本のリベラルが受けた傷は致命的に深い。それを自覚していないのであれば、本家の解散後も沖縄で蠢動する分派連中が地元にもたらす「成果」も知れたものだ。

高田さんは「シールズがなくても共闘はできた気がする」と話しつつ、こう言う。「彼らのおかげで野党支持者の幅が広がったのは間違いない」

 壊滅的な大惨敗ではなく普通の惨敗に持ち込んだ参院選を指して、こう言っているのかな? それまでの地方選や補選、そしてこないだの東京都知事選で、SEALDsが推した候補や野党統一候補は悉く敗北しているのに。

 共闘という手段が目的化し、その結果を正視できていないSEALDs支持層。SEALDsの残したものが、この手の連中のこの程度の幻想どまりなら、敢えて言おう。

 SEALDsの諸君、君たちは軽く絶望していい。君たちの支持層は君たちの活動期間を通して何も学んでおらず、彼らのメンタリティと見識は全く成長していない。

SEALDs、15日解散 若者たちが残したものは

 安全保障関連法や憲法改正への反対運動を展開した学生団体「SEALDs(シールズ)」が15日、解散する。結成から1年余り。「おかしいことはおかしいと言おう」。そんな呼びかけを受け、街頭でのデモが東京で、各地で広がった。シールズが残したものは何なのか。実際に接した人たちに聞いた。

 今年1月、栃木県に若者グループが生まれた。日光市の山あいで暮らす七田(しちだ)千紗さん(17)がツイッターで呼びかけ、県内の若者約10人で立ち上げた。

 きっかけは昨年5月、ネットで見たシールズのデモの動画。「反対」と叫ぶだけでなく、自分の言葉で訴えていると感じ、「私も訴えたい。政治を語れる社会に変えたい」と思った。

 だが、デモがある国会前までは電車を乗り継いで片道約4時間。東京でのデモに何度か参加したが、頻繁には行けない。「東京の動きにぶら下がるだけでなく、地元でやろう」と思い立った。宇都宮市で1月、改憲反対を訴えるデモを初めて実施。グループは今夏の参院選後に解散したが、「訴えたいことがあれば、また行動すればいい。シールズに出会い、そう思えるようになった」と話す。

 シールズは「自分たちが参加したい」と思えるデモをめざした。デザインを工夫したチラシやプラカード、リズミカルな訴え方、SNSを駆使した発信。こうした手法は、のぼりを掲げてシュプレヒコールをあげる従来型のデモをしてきた大人たちも刺激した。

 「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」の高田健さん(71)も、その一人だ。昨夏からデモなどでシールズと連携。参院選ではシールズなどと一緒に野党共闘を呼びかけ、全32の1人区で4野党の統一候補が実現した。高田さんは「シールズがなくても共闘はできた気がする」と話しつつ、こう言う。「彼らのおかげで野党支持者の幅が広がったのは間違いない」 

(8月13日 朝日新聞)

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