2013年以前ならともかく、クリミア問題でウクライナ&EUと冷戦状態にある現状のロシアから、「領土問題」で妥協を引き出すのは無理だよ。
そもそも、戦争や紛争での敗北と現地民の離反以外で領土を失ったことの無い国が、交渉くらいで土地と人民と財産を手放すわけが無い。まして、相手の国の元元首が半年前にこんなコメントをした後とあっては。
鳩山由紀夫も二階俊博も悪い意味でぶれない件について(2015/3/11)
奴の行動に「価値」を持たせてはならない。断じて。特にコレ。
『クリミアの住民投票が民主的な手続きで行われ、住民の意思を反映していることを確信した』
「クリミア」を「北方領土」に置き換えて、考えてみよう。ポッポは自分が何を口走ってしまったのか、理解しているのかね?。
今更ながら、全く馬鹿な言質を取られたもんだ。
経済・資源(特に原油市場)ネタで攻めるにしても、既に時期を逸している。今回は次官級協議の再開を決められただけで十分だよ。既に日本は70年待ったのだ。あと70年待てば、何回かチャンスはあるさ。
もしかしたら、プーチンたんがナターリヤ萌えから日本鬼子萌えに宗旨替えして、日本に譲歩しまくってくれるかも知れないじゃないか。
それは、ないか。やっぱ。
ロシア訪問中の岸田文雄外相は21日午後(日本時間同日夜)、ロシアのラブロフ外相と会談した。会談後ラブロフ氏は「北方領土問題については協議しなかった。協議したのは、平和条約締結問題だ」と述べ、日本と北方領土交渉を行うことを拒否する姿勢を鮮明にした。
ラブロフ氏は「ロシア側のアプローチは、日本が第2次大戦後の歴史の現実と国連憲章を受け入れることが問題の前進のために不可欠だということだ」と述べた。第2次大戦の結果、北方四島はロシアのものとなり、敗戦国の日本に異議を唱える資格はない、という強硬な主張だ。「平和条約交渉とは、領土問題をめぐる交渉のことだ」という日本の立場は否定したとみられる。
日本側が年内の実現を目指しているプーチン大統領の訪日日程も決まらなかった。
ただ両外相は、中断していた平和条約締結問題についての外務次官級協議を10月8日にモスクワで行うと発表した。
岸田氏は会見で「双方に受け入れ可能な解決策を作成するため、対話を続けていかなければならない。そのような認識はラブロフ大臣と共有できた」と述べ、一定の成果があったと強調した。
(9月22日 朝日新聞)
ここで「ココロジョジョル第3部」を紹介。
ディ・モールト!ディ・モールト・ベネ!
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