インドネシアのスカルノ教育財団は7月31日、世界の優秀な指導者をたたえる今年の「スカルノ賞」を、北朝鮮の金正恩第1書記に贈ると明らかにした。
「金氏は問題の多い人物と受け止められているが、前向きに考えれば、北朝鮮は1955年のアジア・アフリカ会議が掲げた、帝国主義と戦う哲学をまだ保っている」
「姐御、姐御。これってキムが21世紀の政治家としては恐竜の部類だってことだよな」「恐竜というよりは化石のお仲間というべきでしょ」
ともあれ、まだ三十路の頭なのに、帝国主義云々とは、ずいぶんと古めかしい存在意義で語られているじゃないか。三代目は。
インドネシアのスカルノ教育財団は7月31日、世界の優秀な指導者をたたえる今年の「スカルノ賞」を、北朝鮮の金正恩第1書記に贈ると明らかにした。
スカルノ賞は、旧宗主国オランダとの独立戦争を率いたスカルノ初代大統領の功績にちなむ賞。地元紙によると、これまでには金氏の祖父・金日成氏やベトナムの指導者ホー・チ・ミン氏にも授与している。
同財団スカルノセンターのアリア・ウェダカルナ・センター長は「金氏は問題の多い人物と受け止められているが、前向きに考えれば、北朝鮮は1955年のアジア・アフリカ会議が掲げた、帝国主義と戦う哲学をまだ保っている」と朝日新聞の取材に説明した。(ジャカルタ=古谷祐伸)
(8月1日 朝日新聞)
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