お世辞にも40万ユーロもする代物か?な出来の絵なんだけど、ヒトラープレミアムが付くと、まあ、なんということでしょう。普通に上手いだけの普通の絵が、世紀の大画家先生の作品と肩を並べる「価値」を得てしまいました。
レヴィ「質問しようか。この二つはいったいなんだろうね?」
ロック「勲章と骸骨だ」
レヴィ「違うね。これはモノだよ、ロック。とことん意味を還元していけば、残るのはその言葉だけさ。モノっていう単語だけだ」
つまるところ、モノに付けられる「価値」とは、付ける側の人間の都合や思惑の「重さ」でしかない。
「ブラック・ラグーン」の「Das Wieder Erstehen Des Adlers」で、ラグーン商会とネオナチ御一党の争奪戦の対象になった「ブリュンヒルデに導かれし十二名の騎士」。あの絵が持つ秘密とその無価値さが、「ノイシュバンシュタイン城」や「カーネーションの静物画」にもあったんじゃね?と、妄想してやまない。
ただのコレクターの思惑で40万ユーロの値が付いたことよりも、そっちの可能性が1ミリグラムでもある方が数段面白い。絶対面白いって。
【AFP=時事】ナチス・ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)が約100年前に描いた水彩画やデッサンなどが週末、ドイツで行われたオークションに出品され、計40万ユーロ(約5580万円)近くで落札された。ドイツ南部ニュルンベルク(Nuremberg)に本社を置く競売会社ワイトラー(Weidler)が明らかにした。
独通信社DPAがワイトラーの話として伝えたところによると、最高値をつけたのはノイシュバンシュタイン城(Neuschwanstein Castle)を描いた作品で、中国からの買い手が10万ユーロ(約1400万円)で落札した。カーネーションの静物画には7万3000ユーロ(約1020万円)の値がついた。
競売に出された1904~1922年の作品にはほぼすべてに「A. Hitler」(? A・ヒトラー)の署名が入っており、20日に終了した競売ですべてに買い手がついた。入札者はブラジル、アラブ首長国連邦、フランス、ドイツの個人投資家などだった。
「これらの収集家はこの特定の画家の作品を専門にしているのではなく、一般的に高価値の美術作品に関心を持っている」とワイトラーはDPAに話している。【翻訳編集】 AFPBB News
(6月22日 AFP-BB)
ここで「ハロー!!きんぴかモザイク」を紹介。
まさに愉悦部。
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