【キメキメ】松原郁弘容疑者はミュージシャン【校長先生】

 偏見だと分かっていても、何となく納得。人一倍、繊細な人だったんだよ。きっと。人に言えない感性持ちで、薬に溺れやすい人だったんだよ。きっと。

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 でも、ミュージシャンと違って、こういう免罪の仕方は許されない。教育者だから。残念だけど、しょうがない。

覚醒剤所持の校長、専門は音楽…校歌作曲も

 高知県警は9日、覚醒剤を隠し持っていたなどとして、福岡県春日市大和町、市立大谷小学校長、松原郁弘容疑者(57)ら2人を覚醒剤取締法違反(所持など)容疑で逮捕したと発表した。

 注射器も所持しており、県警は同法違反(使用)容疑で調べる。

 現職の校長がなぜ――。松原容疑者が覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された9日、春日市教委の関係者や元同僚、保護者らの間には衝撃が走った。

 同市教委によると、市役所ではこの日、市内の小中学校長を対象に、人権問題に関する研修会が開かれ、松原容疑者も出席していた。午前11時頃、3人の捜査員が、退室してきた松原容疑者と言葉を交わした後、隣接する福岡県警春日署に任意同行した。松原容疑者に動揺した様子はなく、落ち着いた表情で応じたという。

 松原容疑者は1979年に教諭として採用された。福岡県内の小学校教諭や同県教育センターの主任指導主事などを務めた後、校長となり、昨春から現職。専門は音楽で、複数の学校の校歌を作曲している。

 事件を受け、春日市の山本直俊教育長は「非常にまじめで、学校運営にも真摯しんしに取り組んでいたので信じられない」とショックを隠せない様子。「児童や生徒への薬物乱用防止教育を進めている中、見抜けなかったことが申し訳ない」と言葉を絞り出した。

 同僚の間では、教育熱心なことで知られていた。新宮東小学校(福岡県新宮町)の校長だった3年前には、教育専門雑誌に学校での独自の取り組みを論文として寄稿。教師が児童一人ひとりの課題を把握し、適切な褒め言葉をかけることで成長する、などと記していた。

(5月10日 読売新聞)

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