暫定政府による反テロ作戦開始。応ずるように、東部要衝だけでなく、南部の大都市・オデッサでも大規模な火の手が上がった。
ただ、ここまでは3月頭の時点で、既に想定済み。亡くなった人には申し訳ないけど、今起きているのは、国内外関係者による大統領選前の「まやかし内戦」に過ぎない。茶番。それだけに救われない話だが。
【ドネツク(ウクライナ東部)=田村雄】タス通信などによると、ウクライナ暫定政府のトゥルチノフ大統領代行は1日、昨年10月に廃止した徴兵制を復活させる大統領令に署名した。
親ロシア派の武装集団による東部の政府庁舎の占拠拡大を、「領土の一体性を侵す脅威」と位置付け、ロシアの軍事介入に備えるためにも、ウクライナ軍の強化を図る。
徴兵対象となるのは、18歳~25歳未満の男性だ。
暫定政府のヤツェニュク首相も、1日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)に掲載されたインタビューで、11日に親露派集団が実施するとしている東部独立の賛否を問う住民投票を前に、露工作員が関与して政府庁舎の占拠を拡大していると指摘。「最も危険な10日間に入った」と訴えた。
ウクライナ東部ドネツク州では1日夜、親ロシア派の武装集団が州西部クラスノアルメイスクの警察署を占拠した。州検察庁舎も占拠され、26人が負傷した。
(5月2日 読売新聞)
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