キエフは燃えているか ~ しかし、ウクライナを待つのは「解放」にあらず

「分裂」。親露と親欧、両勢力による。どういう「線引き」になるかは、これからの「綱引き」によるけれど、綱引き自体が中止されることは、もはや、無い。

前日のヤヌコビッチ大統領&与党と野党、EUによる危機回避合意は、完全に無視された。与党は既に空中分解、野党も「右派セクター」をはじめとする極右集団の暴走を止められない。

挙句に、

ティモシェンコたんの「復権」とか、もう最悪。今となっては「火に油」でしかないだろ、これ。ここまで落とし処の見えなくなってる「内乱」も、近年珍しい。

ウクライナ野党支持者、大統領府の敷地内に侵入

【モスクワ=緒方賢一】ロイター通信によると、ウクライナの野党支持者が22日、キエフ中心部にある大統領府の敷地内に侵入した。

キエフ郊外の公邸にも大勢の市民が押し寄せているという。警察当局は同日、「市民の願いを共有する」との声明を出した。

インターファクス通信によると、大統領は21日、キエフから東部ハリコフへ移った。しかし22日に予定していた会合への出席を取りやめた。理由は不明だ。

野党デモに参加する極右勢力は21日、大統領が辞任するまで闘争を続けるよう求めた。だがインターファクス通信によると、21日に大統領と衝突を防止する合意に署名した野党「ウダル(一撃)」のクリチコ党首は、この主張を「大きな誤り」と批判した。

(2月22日 読売新聞)

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