少なくとも、餃子の王将社長射殺事件よりは、遥かに分かり易い。
漁業関連利権者とヤクザとのイザコザなんて、密輸トラブルとかガチなケースが絡んでなくても、珍しくない。今回弾かれた組合長の兄貴で、98年に殺された梶原国弘という脇之浦漁協組合長(当時)自身、紫川事件とかで有名なヤクザの組長やったからね。
今回の背景事情も、当時とそんなには変わらんだろ。トラブルの発端が、砂利利権かエコ事業利権かの違いだけだよ。
「姐御、姐御。そもそも漁協の漁業権自体がヤクザのメシのタネ利権だよな?」「それ以上言うとメンドくさいのが来るから、やめときなさい」
北九州市若松区の自宅近くの路上で同区の市漁業協同組合長、上野忠義さん(70)が撃たれ死亡した事件で、福岡県警は暴力団関係者による犯行の可能性もあるとみて捜査を開始した。上野さんは以前にも自宅などが銃撃され、実兄は暴力団組員に射殺されていた。福岡県内で民間人が狙われた銃撃事件は2012年4月以来。同市内では今年11月22日に建設会社社長が切りつけられる事件も起きているが、銃による恐怖が再び住民を襲った。
付近の住民や関係者によると、1997年9月には上野さん宅に銃弾が撃ち込まれ、2007年4月にも上野さん宅に隣接する長女宅などで弾痕が見つかった。上野さんは当時、地元の脇之浦漁業協同組合で専務理事や組合長を務め、関係する港湾工事などを巡る脅し目的での発砲との見方が出ていた。
更に98年には、脇之浦漁業協同組合長だった実兄(当時70歳)が、港湾事業利権への介入を断ったとして指定暴力団工藤会系組長らに射殺される事件もあった。
上野さんが組合長を務める市漁業協同組合(若松区小竹)の事務所では、女性職員2人が電話対応に追われていた。上野さんは20日も通常通り出勤予定だったといい、女性職員は毎日新聞の電話取材に「何も聞いていない」と困惑。上野さん宅近くに住む男性(67)は「起きたら『パンパンパン』と乾いた音が聞こえ、驚いた。以前にも近くで発砲事件があったので怖い」と身をすくめた。
事件発生を受け、北九州市教委は周辺の3小学校と2中学校に集団下校するよう指導した。発砲現場から約800メートル離れた市立鴨生田(かもおだ)小学校では、事件の知らせを保護者にメールで連絡。校長は「近くで発砲事件とは怖い。子供の安全を最優先したい」と話した。
一方、福岡県警は暴力団に狙われる可能性があるとみられる民間人を「保護対象者」として警戒・巡回対象にしているが、上野さんを対象としていなかった。県警幹部は「現時点では判断が正しかったかは何とも言えない」と話した。
(12月20日 毎日新聞)
というわけで、前回も今回も犯人は工藤会。一般ピーポーには飛び火しないから、その点は心配しなくていい。犯行のアシに使われた軽自動車を盗まれた挙句に燃やされた人は、災難だったけどさ。
ここで「のんのんびよりで天国と地獄」を紹介。
北九州でこの程度の事件にオタオタしてたら生きていけない。
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