低迷していたボクシング界が、亀田人気の影響で息を吹き返しつつある。札幌では「亀田3兄弟に続け」とばかりに「前川4兄弟」が脚光を浴びている。協栄札幌赤坂ジムに通う長男龍生(小6)二男龍斗(小5)三男廉(小3)四男陸(小2)の4兄弟。テレビ番組に何度も取り上げられ、民放各局からドキュメント番組制作のオファーが殺到しているという。
4人は亀田兄弟が注目を浴びる以前からジムに通っていた。亀田人気の影響を受けてボクシングを始めたわけではない。人気が加熱したことで、マスコミに発掘されたのだ。今年2月23日に4兄弟の母真輝さん(享年38)が札幌市内で事故死。ボクシング経験のない建築会社経営の父篤さん(38)が男手一つで育てている。亀田3兄弟と似た境遇に、注目度も急上昇した。「絶対に世界王者になる。お父さんに車を買って(平屋の)赤坂ジムをでっかいビルにする」。長男の大口も、どこか亀田とダブる。
所属ジムの赤坂裕美子マネジャーは「亀田3兄弟へのライバル心は強い」と言う。一方で前川4兄弟の自宅には、亀田興毅のサインが飾られている。篤さんは「あこがれの気持ちはあるし、励みになっている。誰も弱音は吐かない」と打ち明ける。亀田3兄弟の影響をしっかりと受けている。
亀田人気はボクシングと疎遠な女性たちもジムに向かわせた。亀田興毅ファンのダンサー斉藤かん菜さん(19)は、試合を観戦するうちにボクシングそのものに興味を持った。3月のボウチャン戦を観戦した翌日から都内のジムでボクササイズを開始。多い日は週4、5日は通う。「専門家にパンチの打ち方を教わって、試合を見る楽しみ方も増えた」と笑った。
全国のボクシングジムで、亀田人気が爆発した1年ほど前から練習生が増え始めている。東京・板橋区の古口ジムでは昨年比2割増しで、過去最多の約100人まで増えた。「確実に亀田選手の影響はある。女性も増えた」と古口哲会長。5月にはジムを従来の1・5倍の広さに増築した。亀田人気は視聴率だけに反映されるわけではない。ボクシング界の底辺を、じわじわと拡大しつつある。【高田文太】
(日刊スポーツ) – 7月22日
色々と噴飯物なこの記事。「亀田人気の影響を受けてボクシングを始めたわけではない」「亀田人気はボクシングと疎遠な女性たちもジムに向かわせた」「亀田人気は視聴率だけに反映されるわけではない。ボクシング界の底辺を、じわじわと拡大しつつある」。世間の批判に対する言い訳がましい文面がかえって苦笑を誘います。視聴者&大衆を馬鹿にするのもいい加減にせーよと。てか、「前川」兄弟の記事なのに「亀田」の字の方が多いって時点で書き手の本音バレバレなわけですが(笑)。
この家族については一度TBSのニュースで観ましたが、酷かったですね。父親が。「どこか亀田とダブる」じゃなくてまんま亀オヤジと同じ児童虐待な教育思想なんだもん。こんなのを美談仕立てにして「同じ柳の下のドジョウ」を養殖しようとしている連中に、正直嫌悪感を禁じ得ません。
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