責任否定、謝罪せず パロマ社長、告訴も示唆

 「製品にはまったく問題ないという認識です」。瞬間湯沸かし器事故で14日午後、名古屋市の中部経済産業局で記者会見した販売会社パロマの小林弘明社長は、会社に責任はないとの立場を強調。死亡したユーザーに対しては「心からお悔やみを申し上げる」と述べたが、最後まで謝罪の言葉はなかった。

小林社長は会見の冒頭から、事故の原因は不正改造だったと繰り返し、改造の手口の説明などに時間を費やした。

事故については「非常に憤りを感じる」とし「ユーザーの安全のため一刻も早く点検したい」と述べた。

刑事告発や告訴を検討する考えを示唆する一方、「誰が改造をしたのか」との質問には「犯人捜しまではしておらず、分からない」と言葉を濁し、責任の所在を明らかにしなかった。

(共同通信) – 7月14日

限定された地域で1件や2件ならまだしも、判明しているだけで全国で17件。改造犯ってどこのショッカーや黒十字軍ですか?と。

「謝った時が会社の命運が尽きる時」と痛感しているが故の「言い逃れ」なんでしょうけど、後日真相が判明したら、(事故の責任についての擁護はもとより)経営危機に陥ったパロマを助けようと好意的に手を挙げてくれる企業は、ほとんど出てこないでしょうね。事故を起こしたことよりも、こんな記者会見やっちゃったせいで。

裁判実務大系〈30〉製造物責任関係訴訟法

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