【ローマ支局】AP通信などによると、イタリア文化省は16日、ローマ近郊にあるエトルリア文明遺跡から発見された紀元前690年ごろの彩色壁画を公開した。同文明の墓に描かれた壁画では最古とみられる。
ほえるライオンや渡り鳥が、赤や黒の顔料で描かれている。発見場所はローマ北方約16キロにあるエトルリア人の都市遺跡ベイオ。戦士の王子の墓とみられている。ローマ大のジョバンニ・コロンナ教授によると、エトルリア美術で、鳥は生から死への推移を、ライオンは死後の世界を表しているという。
(読売新聞) – 6月17日
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