先週末にビッグサイトで開催されていた燃料電池関係の展示会「FC EXPO」に行って来ました。これまでの同種の展示会と比べると、展示内容が要素技術や素材関連だけでなく、燃料電池を搭載した機器の試行・プロモーション系の展示が増えたように感じます。またR&D力やコスト競争力に優れる大手だけでなく、水素のQC機器や漏れ感知器、知育玩具などの開発ベンチャーが一定数出展していたのも、本格的な産業化に先立つ嚆矢として評価していいのではないでしょうか。
一方、出展しているブースの半分は海外勢。中身を見ていても素材開発をはじめとして彼らに一日の長があるのは否めませんでした。2002-2003年頃と比べてその差はかなり縮まりましたが、しばらくは「日本は海外に比べて2-3年は遅れている。与えられた状況の中で最大限の努力をするんだな(byブライトさん)」な 状況が続くんでしょうね。モバイル搭載には航空法など法改正も必要だし。とりあえずがんばれ日本の製造業!
ところで水素漏れ検知器開発の某社さん。水素漏れは濃度2-3%で検知された段階でかなりデンジャーなんですが、そんな「ぬるーめな精度」でいいんですか?(ニガワラ)
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