序盤の描写から、ペイル社とグラスレー社が手を組んだり、ジェターク社がシン・セー社に食指を伸ばす流れまでは読めていたが、まさかタイトル通りに、「ガンダムしませんか?」ガンダム社設立を「以前の自分とは異なり自分以外の誰かを守るため」「プライドよりも大切なもののため」「現実の自分の限界を知る故に憎むべき父に歩み寄った」ミオリネが宣言して逆転大勝利する展開は読めなんだ。流石は「水星の魔女」の脚本と言うべきか。良く練られてる。
ただなあ、ミオリネを奮い立たせたプロスペラママンとの「嫁姑戦争」およびママンからの「嫁に『娘たち』を任せる宣言」、デリング総裁を動かしたミオリネの「成長」と父が預けた「信用」(この二人どうみても山岡士郎と海原雄山だよなあ)、企業経営を挟んだ「若者と大人との戦いの開始」の部分は素晴らしいんだが、スレッタを「魔女裁判」の場におびき出したペイル社とエラン「様」の振る舞い演出はどうにも好きになれないんだなあ。わざとらし過ぎて。エラン「様」の正体に気付かないスレッタにもちょっと失望。ストーリーの展開上仕方ないのかも知れないが、もうちょっと勘が働いてもいいんじゃね?
あと、スレッタとミオリネがダンスするシーンも出来れば欲しかった。こちらも展開上無理だったのは分かるけど、ミオリネよりスレッタの方が胸はあるとか、「またしても何も知らないスレッタさん(17)」で締める演出はいいから、窮地を脱して喜びに舞う二人の場面は欲しかった。
が、それやこれやよりも気になったのは、パーティ会場でシャディクがニカに語り掛けたシーン。ちょっと何あれ。この二人って知らぬ仲じゃないってこと?まさか男と女の仲ってことはないよね!?もし後日二人の事後シーンなんてのが放送された日にはおいら泣いちゃうよ!!(錯乱)
最後に今回のご苦労様枠はラウダ君。窮地に追い込まれたシン・セー社を自社に取り込もうとしたところ、ミオリネの起死回生のプランに横から掻っ攫わられてカワイソス。今回出番のなかったグエルお兄ちゃん共々苦労が絶えないねえ。
P.S.
今回フェルシーとペトラの出番が無かったのは、パーティの食事をタッパーに詰めてグエル先輩のテントに差し入れしてたからだって私信じてる。
ミオリネの株式会社ガンダムだけど、先の読めない売上高じゃなく、ペイル社の喪失資産比で想定事業規模を表示するあたり、投資家目線に立ったプレゼンだなあと感心した。短時間で作ったシナリオなのに見事と言うべきか。
#水星の魔女— wer y sagt (@kaguramay) November 20, 2022
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