<プロボクシング:WBC世界女子ストロー級タイトルマッチ>◇10日◇バンコク・クロンプレム刑務所
バンコクのクロンプレム刑務所で10日、WBC世界女子ストロー級タイトルマッチが行われ、昨年同級チャンピオンとなった日本人の菊地奈々子(31)が判定でタイのシリポーン・ソーシリポーン選手に勝ち、初防衛に成功した。
この日は女子の4試合が行われたが、シリポーンらタイ人選手はみな受刑者。菊地は積極的に打ち合い、双方のパンチが命中するたびに大歓声に包まれた。10回で決着はつかず、判定に。試合後、チャンピオンベルトを腰に巻くと、菊地は号泣。「勝ててよかった。もっと強いチャンピオンを目指したい」と話した。
(日刊スポーツ) – 5月11日
世界タイトルを手に入れれば、刑期が短縮されるんだそうですねえ>タイ人ボクサーs。政界関係者などセレブも観戦したとかで、なんとなくシュワちゃんの「バトルランナー」を思い出してしまいましたのことよ。
で、これが特殊な例なのかなあと思っていたら
タイ“塀の中のW杯” 日・英など8カ国服役者 熱戦へ
【バンコク=岩田智雄】サッカーのドイツワールドカップ(W杯)の開幕が来月に迫るなか、タイ・バンコクのクロンプレム刑務所で大会開催時期に合わせて服役者による「W杯」が行われる。
大会では、タイ全土の刑務所で服役している日本やタイ、英国、ドイツ、中国など八カ国の服役者が代表チームを編成し、“世界一”をかけて熱戦を展開する。この催しは四年前にも行われ、フランスが優勝した。
こうした大会が開催される要因には、タイに多くの外国人が居住、滞在していて、犯罪も多いことが挙げられる。二〇〇四年にタイを訪れた外国人観光客は千百六十五万人で、この五年で36%増。老後をタイでのんびり過ごそうという“ロングステイ派”も増える一方で、繁華街では偽造パスポートが外国人ブローカーの手で売買され、旅行者による薬物使用事件も後を絶たない。在タイ日本大使館によると日本人も約二十人がタイで服役中だという。
服役者のストレス解消や将来の社会復帰のため、スポーツや文化活動を奨励しているクロンプレム刑務所の職業訓練担当、アピワットさんは、「サッカーを通じ、服役者もいろんなことができるということを一般の人に知ってほしい」と話した。
(産経新聞) – 5月13日
サッカーの代表チームが8カ国分作れるとは…。なんてグローバルな環境なんだ(少驚)>タイの刑務所。
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