「サブプライムがふっとぶと日興が路頭に迷う」の図。シティの「表向きの損」なんてど-でもいいけど、これを機に首を切られる現地従業員からすれば、「(シティ株安で)割の合わない吸収合併で日本人何千人も抱え込んで、自分達は首かよ!」のブーイング大合唱が起きることは想像に難くなし。シティも要らんときに要らん宿題背負っちゃったね。
さて、日興はどうなっちゃうんだろ?。とりあえず三角合併は白紙として、その先どう転ぶかはぶっちゃけまだわかんねーな。
【デトロイト(ミシガン州)斉藤信宏】米金融大手のシティグループは15日、07年10~12月期決算を発表し、低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)の焦げ付きによる証券化商品の資産評価損が174億ドル(約1兆8600億円)に上ったことを明らかにした。その影響で、純損失が98億3000万ドルとなり、シティは大幅赤字に転落した。これまでに欧米の大手金融機関が計上したサブプライムローン絡みの損失としては最大規模。
シティは同決算を受けて、自己資本の減少を避けるため、シンガポール政府投資公社(GIC)などから125億ドルの出資を受け入れる方針を発表した。また株主への配当を引き下げることや、大幅な人員削減を含むコスト削減策も打ち出した。
シティは昨年11月に、既に最大110億ドルの評価損の計上見通しを明らかにしてチャールズ・プリンス会長兼最高経営責任者(CEO)が辞任。アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ投資庁から75億ドルの出資を受ける方針を決めたが、その後の金融市場の環境悪化や連結対象外の投資目的会社の連結化で、資産評価損が大幅に増加した。サブプライムローン関連の証券化商品は評価が難しい上に、同じ証券化商品に組み込まれたサブプライム以外の住宅ローンでも評価損が膨らんだ。
サブプライムローン問題を巡っては、米証券大手メリルリンチが07年7~9月期に79億ドルの損失を計上して6年ぶりの最終赤字に転落、オニール会長兼CEOが辞任に追い込まれたほか、スイスUBSも昨年12月、新たに100億ドル(1兆1200億円)の損失処理を発表、累計損失は1兆6000億円に膨らみ、GICなどの出資で総額1兆9200億円の巨額増資を実施する方針を発表している。
(1月15日 毎日新聞)
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