トルコとシリアの当面の主戦場は「アフリン回廊」 ~ シリアのクルド勢力とアサド政権が対トルコ戦争で共闘(2018/2/19)
クルド人勢力が対トルコの戦場を狭隘なアフリン周辺地域に設定し、シリア軍と共同で縦深防御線を組む。そうなると、いかに戦力に優るトルコ軍といえども、易々とシリア領に侵攻することはできない。現地の基本的な戦況感はこんな感じ。
トルコからすれば、その不利が分かっていても、イラクその他勢力を刺激せずにクルド-シリア連合へ侵攻できるルートが他に無い以上、戦力をアフリン回廊に集中せざるを得ない。クルド人勢力のバックにいる米国と、シリア政権のバックにいるロシアが、クルド-シリア連合の後詰に入ることが分かっていても、戦線をアフリン回廊に固定するしかない。
この時は親トルコ派のシリア反政府組織を抱き込んだトルコが2カ月でアフリン回廊を確保したが、それ以上の侵攻は流石にできなかった。さて、今回はどうなるか。
現地を引っ掻き回した挙句にクルド人勢力を見放した米軍が撤退を決めた以上、想定しうる結末は一つしかない。
そして数年後、ISやアルカイダと合流した「裏切者・米国への復讐心に燃える」クルド人テロ組織が、米国本土に大規模テロを実行する。9.11のような。
大統領再選の票欲しさに、ロクでもない火種をばら撒いてくれたもんだ。トランプは。過去の歴史から何も学んでいやしない。
【カイロ、ワシントン共同】シリアのアサド政権軍はクルド人勢力に対する軍事作戦を展開するトルコ軍に対抗するためシリア北部に進軍した。国営通信が13日伝えた。米国の支援を受けてきたクルド人勢力は13日、アサド政権との協力を発表。米軍撤収に伴いシリア北部を巡る情勢は大きく変化し、トルコ軍とクルド人勢力の戦闘がアサド政権軍を巻き込んで拡大する恐れが出てきた。
トランプ米大統領は12日、シリア北部に駐留する全ての米兵の撤収を指示した。エスパー国防長官が13日、米テレビで明らかにした。現在の駐留規模は千人程度という。(2019/10/14 共同通信)
ここで「【東方MMD】入れ替わり異変」を紹介。
神はどこにいまし。全て世は事ばかり。
コメントを残す