【混乱を煽っているのはギリシャのナショナリズムか】ギリシャのカメノス国防相、マケドニアの国名変更問題で拗ねて辞任【ロシアの対EU工作部門か】

隣国の旧ユーゴスラビア構成国マケドニアが「北マケドニア共和国」に国名を変更する問題で、首相の方針と対立していた。

古代マケドニア王国の建国時期から現代に至るまでのマケドニア地域の歴史、現在のマケドニアとギリシャの位置関係を考えれば、「北マケドニア共和国」への改名はいい落としどころだと思うんだけどなあ。少なくとも今のマケドニア共和国のスラブ系住民が、「古代マケドニア王国の子孫が住む南マケドニア」ギリシャに手を出さない意思表示をしているという点では、評価できる。

プライドが高いギリシャ人が,相対的に小国なマケドニア共和国へ譲歩するのをイヤってのは理解はできるが、評価は無理。そもそも今のギリシャだって古代ギリシャの直系じゃあるまいに、いつまでグジグジ他国の国名に文句付けてるのかねえ。日本を見ろよ。北海道の北広島市と広島県の東広島市は仲良くやってるよ(え?それとこれとは意味が違う)。ともあれ、

 「マケドニア」を含んだ国名を隣国に名乗らせることを容認できないカメノス氏は「マケドニア問題がこれ以上、閣僚を続けることを許さない」と強調。「首相には感謝しているが、今回は国益に関わる問題だ。続けられないと伝えた」と会談の結果を説明した。

カメノスのおっさんはクロコダインのおっさんを見習え。これ以上ゴネても、ギリシャ共和国と同国民にとっていいことなんか一つもない。マケドニアのEU加盟を遅らせて、「欧州への楔ポイントを維持できる」ロシアを喜ばせるだけだ。

ギリシャ国防相辞意、連立崩壊か=マケドニア国名問題で

【アテネAFP時事】ギリシャのカメノス国防相は13日、チプラス首相と会談し、辞意を伝えたと明らかにした。隣国の旧ユーゴスラビア構成国マケドニアが「北マケドニア共和国」に国名を変更する問題で、首相の方針と対立していた。カメノス氏が党首を務める保守系第2与党「独立ギリシャ人」は「政権から離脱する」と述べ、連立崩壊を宣言した。
「マケドニア」を含んだ国名を隣国に名乗らせることを容認できないカメノス氏は「マケドニア問題がこれ以上、閣僚を続けることを許さない」と強調。「首相には感謝しているが、今回は国益に関わる問題だ。続けられないと伝えた」と会談の結果を説明した。
チプラス首相も会談後「議会で早急に政府の信を問わないといけない」と述べ、近く信任投票を実施したい考えを表明した。

(2019/1/13 時事通信)

ここで「【MAD】東映ルールーまつり」を紹介。

過去は過去として、ギリシャも輝く未来を抱きしめてみろ。たーのしーぞー☆彡

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