今朝の大阪北部地震@震度6弱、死者4人 負傷者307人

帰宅難民その他カウントされていない被害者は数万数十万人。

災害の規模を被害者の数で測るものではないが、この有様をどう見るべきか。

 大阪府災害対策本部などによると、高槻市で市立寿栄小学校のプールのブロック塀が倒れ、4年生の三宅璃奈(みやけりな)さん(9)が下敷きになり死亡。市教育委員会は、この塀は高さが2・2メートルを超えて控え壁がなく建築基準法に適合しないと明らかにした。大阪市東淀川区でも民家のブロック塀の下敷きになった安井実(やすいみのる)さん(80)が死亡し、茨木市では倒れてきた本棚に挟まれ後藤孟史(ごとうもとちか)さん(85)が亡くなった。高槻市で死亡したもう1人は女性(81)という。

亡くなった4人の運の悪さを、どう思うべきか。

どう思えばいいのよ。神様。

大阪北部地震、死者4人に 高槻市が新たに1人死亡発表

18日午前7時58分ごろ、大阪府北部で震度6弱の地震を観測した。気象庁によると震源は府北部で深さ約13キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・1と推定される。大阪府内で震度6弱が観測されたのは統計を取り始めてから初めて。総務省消防庁の午後5時時点のまとめでは、大阪府で3人が死亡し、6府県で307人が負傷。大阪府高槻市はさらに1人の死亡を発表。避難所は大阪府と奈良県で計466カ所開設され、少なくとも1136人が避難した。交通網も終日混乱。大阪府の松井一郎知事は自衛隊に災害派遣を要請し、12市1町に災害救助法の適用を決めた。
気象庁によると、震度6弱を観測したのは大阪市北区や大阪府の高槻市、枚方(ひらかた)市、茨木市、箕面(みのお)市の5市区、震度5強は大阪市都島区や大阪府の寝屋川市、京都市中京区など18市区町。震度5弱は滋賀県南部と兵庫県南東部、奈良県で、関東から九州までの広い範囲で震度4~1を観測した。
大阪府北部では18日午後10時までに震度3を1回、震度2を5回、震度1を11回観測。揺れが強かった地域では1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意が必要という。近畿では19日夕から雨となる見込みで、気象庁は、地震で地盤が弱まっている可能性がある地域では土砂災害への警戒も呼びかけている。
大阪府災害対策本部などによると、高槻市で市立寿栄小学校のプールのブロック塀が倒れ、4年生の三宅璃奈(みやけりな)さん(9)が下敷きになり死亡。市教育委員会は、この塀は高さが2・2メートルを超えて控え壁がなく建築基準法に適合しないと明らかにした。大阪市東淀川区でも民家のブロック塀の下敷きになった安井実(やすいみのる)さん(80)が死亡し、茨木市では倒れてきた本棚に挟まれ後藤孟史(ごとうもとちか)さん(85)が亡くなった。高槻市で死亡したもう1人は女性(81)という。
総務省消防庁によると負傷者は茨木市で62人、大阪市で51人など大阪府260人、兵庫県26人、京都府15人、滋賀、奈良、三重の3県で各2人。大阪府と兵庫県で火災が計7件起きた。
建物の被害も相次ぎ、大阪市によると半壊1棟、一部損壊62棟、市施設の一部損壊が55棟。京都府でも住宅被害が64件あった。
関西電力などによると、福井県内の原発に被害はなかったが、大阪府内で約17万戸、兵庫県内で約500戸が一時停電。国土交通省によると、午後5時現在でエレベーター内の閉じ込め事案が大阪や京都など5府県で計214件起きた。
大阪ガスは大阪府内の約11万戸にガスの供給を停止。復旧は早いところで21日に始まり、全面復旧は26~30日になる見込み。
厚生労働省によると、高槻市では断水などで約14万人に影響。水道水が漏れるなどしている地域もある。
大阪府吹田市の国立循環器病研究センターでは貯水タンクが破損。症状の重い患者40人を転院させた。
JR西日本などによると、東海道新幹線の米原―新大阪間や山陽新幹線の新大阪―岡山間は一時運転を見合わせ。京阪神の在来線も終日混乱した。
私鉄は午後7時現在、阪急が神戸線と宝塚線を除いて運転を見合わせている。阪神、南海、近鉄、京阪は全線、大阪メトロは一部の路線で運転を再開。大阪モノレールは再開の見通しが立っていない。
空の便も乱れ、関西エアポートによると、18日午後3時までに大阪(伊丹)空港で82便が欠航した。

(2018/6/18 朝日新聞)

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