かと言って、替わりにリレンザ使えばいいって話なの?。両方ともノイラミニダーゼ阻害剤だから効用に大きな差は無いだろうし…。禁止だけして善後策を具体的に提示しないって、そりゃちょっと安直じゃね?。
そもそも、今回の異常行動(幻覚?or前駆症状?)ってのが、インフルエンザ脳症によるものなのか、タミフルの副作用によるものなのかが分からない。昨年11月以降、厚生労働省も断続的に情報発信しているけど、結局のところ「統計学上の関連性」が見受けられないってレベルなんだよなあ。
新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html
例えばだけど、「タミフル自体は有効で副作用は想定の範囲内」「しかし、血液脳関門が未熟な子供が服用するとタミフルは脳へ流入しやすい」「その結果、中枢抑制症状(興奮や異常行動)が起きやすくなるので、子供に投与するのはヤバス!」とか色々仮説は立てられるし、検証も出来るよね?。何でやらないor発表しないんだろう?。
もちろん↑は、あくまでも仮説だし、実際「子供向けにはヤバイ薬でした」って判明したらしたで非難轟々でしょう。でも、タミフルが有効な薬であることには替わりは無いんだし、ネガティブリスト化する対象を論理的に決めて善後策を具体的に設定/説明するって方が、よっぽど為すべき事じゃないかな>お上。いずれにしても、今回の決定は真相が闇の中でのお達しってことで、超気持ち悪いです。
インフルエンザ治療薬「タミフル」の使用後に異常行動を起こした事例が新たに2例あったことが判明し、厚生労働省は20日、10代への使用中止を求める緊急安全性情報を出すよう、輸入・販売元の「中外製薬」(東京都中央区)に指示した。
厚労省ではこれまで、タミフルについて「安全性に問題はない」としていたが、対応が必要と判断した。ただ、10歳未満については中止は求めず、これまで通り保護者に注意を呼びかけるとしている。
厚労省によると、先月7日、昼と夜にタミフルを服用した10代の男児が、翌日午前2時ごろ、素足で外に走り出すなどした後、自宅2階から飛び降り、右ひざを骨折。また、今月19日にも、昼と夜にタミフルを服用した別の10代男児が、深夜に自宅2階のベランダから飛び降り、右足のかかとを骨折する事故が起きていたことが、20日、同省に報告された。
(3月21日 読売新聞)
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