長男の出生直後、あの巣鴨置き去り事件(映画「誰も知らない」の元ネタ)が起きて世の中大騒ぎになったってのに、家族は何も思うところは無かったのだろうか?(知らなかったかもしれないけどさ>巣鴨事件)。
まあ、今回の場合、より素朴に疑問に感じるのは、「出生届を出さなかった理由=経済的理由ってのは本当か?」という点ですわな。一部の怪しい養子縁組やこの手の不自然な手続き不備には、大概「常識外」の別の理由があるものですが。
ぶっちゃけた話、母親(51)ってのは、本当に無職男(20)の「母親」なんでしょうか?。
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埼玉県警武南署に未成年者略取容疑などで逮捕され、公判中の同県鳩ケ谷市の無職の男(20)が、両親が出生届を提出しなかったため20年間、戸籍がないまま暮らしていたことが分かった。同署に母親(51)は「出生届を出すと学校に通わせないといけなくなる。教育費が無かったので出さなかった」と話したという。法務省によると、経済的理由で戸籍に登録されなかった例が分かったのは初めて。
起訴状などによると、男は昨年6月25日、鳩ケ谷市で女児(当時4歳)をスーパーのトイレに連れ込み、下着を盗んだとして同年10月、未成年者略取と窃盗の疑いで逮捕、起訴された。
同署の照会で無戸籍と判明。さいたま地方法務局の調査で両親の子と判断された。母親はこの後出生届を提出し、男は同月中旬に戸籍を得た。
同署によると、男は86年6月に自宅で生まれ、両親と姉の4人家族。両親は姉の出生届は出したが、男の出生届は出さなかった。男は小中学校に通わず自宅でテレビなどを見て過ごし、読み書きや計算は家族から習い、自宅住所や自分の名前は漢字で書けるという。
戸籍法によると、出生の届け出は14日以内で、正当な理由がなく期間内に届け出ない者は、3万円以下の過料がある。
文部科学省は、親の経済的理由で義務教育を受けられなかった例は把握していないと話した。【酒井祥宏、町田結子】
(1月30日 毎日新聞)
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