東京オリンピック組織委、3月に完全消滅へ…汚職事件解明待たずに清算法人が業務終了

そして誰も責任を取らされることなく「事件」は幕引きされるのですね。わかります。

東京オリンピック組織委、3月に完全消滅へ…汚職事件解明待たずに清算法人が業務終了(2023/1/1 読売新聞)

 2022年6月末に解散した東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の業務を引き継いだ清算法人が、23年3月に業務を終えることで最終調整されていることが、関係者への取材でわかった。清算の「結了」により、組織委は完全に消滅することになる。大会を巡っては元理事による汚職やテスト大会に伴う談合と相次いで事件が発覚しており、全容解明を待たずに消滅することには、批判の声も上がりそうだ。

 清算法人は東京都庁内に拠点を構え、約20人の職員が22年7月以降にずれ込んだ債務の支払いや仮設施設の原状回復作業の確認などを担ってきた。組織委解散当時、清算法人の存続期間は1年程度とされていたが、長期化する訴訟などの案件もないとして、9か月で消滅する方向となった。最終的には組織委の評議員会が「結了」の日を決定する。

 余った財産は東京都と日本オリンピック委員会(JOC)へ引き渡される予定で、保存期間内の文書は清算人が管理する。

 清算法人は事件に伴う東京地検特捜部の捜索も受けたが、第三者委員会を設置するなど独自の検証作業は行わなかった。法人の担当者は「清算作業を進めるために作られた法人で、調査を実施できるだけの人員もいない」と釈明している。

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