クルド人の大半にとって、今回の住民投票は、対イスラム国戦争で流した血の代償として、自治区の分離独立=クルド人国家の設立を目指すという、彼らの確固たる意思表示であり、当然の権利の行使である。これを批判する権利を持つ者は、世界でも多くはないだろう。
一方、米国やイスラエルといった中東利権大スキー国家や、イラクやトルコなどのクルド人関連国家群に嫌がらせをしたい「中東獅子身中の虫」の一部国にとって、今回のクルド人の行動は、イスラム国戦争がひと段落ついた現地で、新しいビジネスを生み出す「騒乱の種」でしかない。
この真実を否定する者もそう多くはないと思うが、何故か表舞台でそれを声高に糾弾する者にはトンと出会わない。
不思議だねー(棒)。
クルド住民投票が終了、隣国トルコとイラクは合同軍事演習で威圧
【アルビル(イラク北部)=佐藤貴生】イラク北部のクルド人自治区などで25日に行われた分離独立の是非を問う住民投票は、同日夜に投票が締め切られ、集計作業に入った。ロイター通信によると、投票率は78%に上った。独立支持が多数を占める公算が大きく、イラク中央政府やトルコなど周辺国が警戒を強化している。
こうした中、イラク北部と隣接するトルコ側国境で、トルコ、イラク両軍が合流した。バグダッド発のロイター通信によると、イラク国防省は両軍が大規模な合同演習に入ったとしている。トルコはクルド系テレビ局の同国内での視聴を遮断するなど、周辺諸国では住民投票を強行したクルド自治政府への対抗措置が相次いでいる。
また、クルド自治政府とイラク中央政府が帰属をめぐって係争中の油田地帯キルクークでは25日夕、夜間外出禁止令が布告された。派遣されたイラク軍兵士が市街から外部に通じる道路などを封鎖したという。
キルクークはクルド人、アラブ系のほか、トルコ系のトルクメン人など複数の民族が住んでおり、住民の対立激化が懸念されている。
一方、地元のクルド系テレビ局は、深夜まで各地のクルド人らが歌い踊る祝賀の様子を伝えた。
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優しく愚かでなくては生きていけない世界。最高。
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